“天下人”の読み方と例文
読み方割合
てんかびと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
天下は暗澹あんたん——いずれ、光明のかんむりをいただく天下人てんかびとはあろうが、その道程どうてい刀林地獄とうりんじごく血汐ちしお修羅しゅらじゃ。この秀吉ひでよしのまえにも多難な嶮山けんざん累々るいるいとそびえている
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
早や天下人てんかびと虚態きょたいよそおうなど、沙汰のかぎり、徳川家として、それを許しておるべきではない
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
異国人の眼にすら光秀の無理な力で持った「天下人てんかびと」の威権はそう観察されていた。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)