“てんかびと”の漢字の書き方と例文
語句割合
天下人100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
勝てば、直ちに、明日からは、天下人てんかびとともいわれる約束をもつ彼が、もしこの間に毛ほどでも、明日以後の世や一身の栄えを思っていたら、決してこんな赤裸一挙の勝負を果し得るものではない。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
将来天下人てんかびと兆瑞ちょうずいがお見えあそばすということ、君のおんためには死も一もうより軽しということ、それから、こんどは手まえ味噌みそで天下の野武士のぶしはわが指一本にうごくというじまん、幻術げんじゅつは天下無双むそう
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
果たして天下人てんかびとたるうつわを備えておられるでしょうか
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)