新書太閤記しんしょたいこうき09 第九分冊09 だいくぶんさつ
越前はもう積雪の国だった。 雪となり出すと、明けても雪霏々、暮れても雪霏々、心を放つ窓もない。 が、北ノ庄の城廓は、この冬、いつもの年よりは、何か、あたたかいものがあった。 お市の方と、連れ子の三人の姫たちが、本丸に近い一廓に住みはじめてい …
作品に特徴的な語句
はみ ベカ にご ことごろ ソバ マダ ヲド ネム ウシロ タタカ 漸々ヤウヤウ ほらがい 退 えりくび トナ アン おく こと わろ タガ カケ おの ひし たるみ たか まぎれ めま おこり 飛沫しわぶき ばつ まみ アツマ こり おこ ハジ みん がか 歴々レキレキ 取出トリデ しつ てん 退 かたわ がい だま ささ 雪解ユキドケ みち がしら とお いら けい そく あざむ 引退ヒキノ 可憐いじ めん たい 下手べた しっ づら じゃく しも 手負テオヒ トリデ 先々まずまず げん ため マド のべ てっ 御殿おんとの しぼ だま かつ 退しりぞ たく しゅう しょく
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