“漸々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ようよう28.5%
ぜんぜん16.5%
だんだん13.3%
やう/\10.1%
よう/\8.2%
やうやう8.2%
だん/\6.3%
だん/″\4.4%
ぜん/\1.9%
おひ/\0.6%
ずんずん0.6%
そろそろ0.6%
ヤウヤウ0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
など話しながら、足は疲労れても、四方の風景のいのに気も代って、漸々発光路に着いたのがその日の午後三時過ぎでありました。
人間の脳髄は胎内発生の初期より成人になるまでの間に漸々発達するものゆえ、これにも無数の階段があるが、今その中から便宜上
脳髄の進化 (新字新仮名) / 丘浅次郎(著)
し彼等が漸々びて行くことは争われぬ道理で、昔に比べると其人数も非常に減って来たに相違ない。ては自然とすであろう。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
番頭久八は大いに驚き主人五兵衞へ段々詫言に及び千太郎には厚く異見を加へ彼方此方執成しければ五兵衞も漸々りを治め此後を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
此の人も色々なってをいたして居りますが、漸々金策を致しまして三千円持って仕入れに参りまして、春見屋へ来まして。
宿直室に起臥してゐる校長が漸々起きて顔を洗つたばかりのところへ、二里の余も離れた処にある分校の目賀田といふ老教師が先づ来た。
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)
漸々大宮の宿を離れて、桶川を通り過ぎ、の手前の左は桑畠で、右手の方は杉山の林になって居ります処までまいりました。
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
嘉「へえ、是はいらっしゃいまし、久しくおがごぜえませんでしたな、漸々秋も末になってりまして、毒虫も思うようにれねえで」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
然し此姉迄が、の自分を、と共謀して、漸々窮地になつてくかと思ふと、流石がに此所作をたゞの滑稽として、観察する訳にはかなかつた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
含羞草が感情的に動くの、或植物は漸々に自己の所在地を變更して、歩行するが如き觀をなすのと云つたところで、それは物理生理の然らしむるので、心理の然らしむるのでは無いやうである。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
真黄に咲いた日廻草は、脊高く延びて、朝日が、まだ東の空をほんのりと染めた間際に東を向いて開いたかと思うと、日が漸々上って、南へ南へと廻る時分には、この大きな黄色の花輪は
(新字新仮名) / 小川未明(著)
その内に漸々又おりの気障な話を始めやがつて、這箇が柳に受けて聞いてゐて遣りや、可いかと思つて増長して、れた真似を為やがるから、性の付く程諤々さう言つて遣つたら
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
其レヨリ漸々、敵味方モ見分ケタリ。後ニテ聞ケバ、柴田方ノ戸波隼人トテ由々シキ豪ノ者ナリシ由ニテ、其時ノ一番槍トモハレタレ
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)