“怒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おこ51.5%
いか30.7%
いかり14.3%
おこっ0.4%
おこり0.4%
0.4%
をこ0.4%
イカ0.4%
いかっ0.2%
いから0.2%
(他:6)1.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“怒”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸50.0%
文学 > フランス文学 > 小説 物語32.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)15.0%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「おまけに予審判事よしんはんじおこらせるためにわざと判事をつかまえては兄貴を弁護する手合いもあるんですからね。」
(新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼女から見た僕は、おころうが泣こうが、しなをしようが色眼を使おうが、常に変らない従兄いとこに過ぎないのである。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
しかも其處そこひらめいてゐたのは、いかりでもなければかなしみでもない、——ただわたしをさげすんだ
藪の中 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
奥歯でつぶした癇癪玉かんしゃくだまが炎となって鼻の穴から抜けるので、小鼻が、いちじるしくいかって見える。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
これも兎角セルギウスにいかりを起させるかたむきがあるので、セルギウスは不断恐しい誘惑の一つとして感じてゐたのである。
伊吹虎尾いぶきとらのを、振りかざす手のいかりからになつた心臟にしがみつくまむし自害じがいした人。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
おこっちゃけないことよ」と客の少女はきまり悪るそうに笑って言出し兼ねている。
二少女 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
君達は戦うとも和睦しようとも勝手にしなさい、僕は始まると即刻そっこくげて行くのだからといったら、加藤がプリ/\おこって居たことがあります。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
旦那様だんなさま、おおこりなすってはいけません。
「看護婦さんも看護婦さんだよ。女の癖によくも平氣で居られるもんだねえ。何時いつだつて、十二時頃迄あれなんだもの。あれで大貫さんみたいなのが色魔つていふのかもしれないねえ。男ぶりは惡いし、のんだくれだし、おこりつぽいし……」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
雪の舌を銀の齒車の樣にグルグルと卷いて、ザザーッと鳴り散らして颯と退く、退いた跡には、シーッと音して
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
あいぞうと名のりつつ
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
をこるならをこれでござんすとて小女こをんなひつけてお銚子ちようし支度したく
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
一人でをこつて、カン/\とたゝ煙管きせるの音も前よりははげしくをぼへた。
夜汽車 (新字旧仮名) / 尾崎放哉(著)
ナガレ、ヨドミテフチイカリテハ沸々フツフツカカリテハタキハテハ、ミナイツ
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)
はね蔓今する妹がうら若み、みゝ、イカりみ、つけし紐解く(巻十一)
花の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
今走り出でんとする、黄金丸を見るよりも、さては此奴こやつみしならんト、思ひひがめつおおいいかって、あり合ふ手頃の棒おつとり、黄金丸の真向まっこうより、骨も砕けと打ちおろすに、さしもの黄金丸肩を打たれて、「あっ」ト一声叫びもあへず、後に撲地はたと倒るるを、なほ続けさまに打ちたたかれしが。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
けれど其古風な門は依然たる昔のまゝで、自分は小倉こくら古袴ふるばかまの短いのを着、肩をいからして、得々とく/\として其門に入つて行つたと思ふと、言ふに言はれぬなつかしい心地がして、其時分のことが簇々むら/\と思ひ出されるのがつねだ。
重右衛門の最後 (新字旧仮名) / 田山花袋(著)
少のあやまちこらえいかるべからず、心の内にはあわれみほかには行規を堅くおしえて怠らぬ様に使ふべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
夫若し腹立はらだちいかるときは恐れてしたがうべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いきり立つたるビエルヂバブには、遮二無二(しやにむに)ヴィオロン掻きめさる!
みよ、蒼穹の いきどほりを
秋の瞳 (新字旧仮名) / 八木重吉(著)
「へえ、いまのがふるくつてだなんて強請ねだれんで、何時いつでもわしおこるんでがすが、お内儀かみさんとこへも不義理ふぎりばかりしてそんなところぢやねえつてつてかせても、みんなあけえのめてるもんだからしくつてやうねえんでさ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「又三郎、おれぁあんまりごしゃで悪がた。許せな。」
風野又三郎 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
次に久米くめ摩伊刀まいと比賣、次に伊呂いろ比賣、次に葛城かづらき長江ながえ曾都そつ毘古は、玉手の臣、的の臣、生江の臣、阿藝那の臣等が祖なり。