“憤怒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふんぬ75.2%
いかり8.3%
ふんど8.3%
いきどほり4.5%
いきどおり1.9%
フンヌ1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
なるほど、憤怒の相もすさまじいにはすさまじいが、あれがどうも、当今大和一だと言はれる男たちの顔そのまゝだと言ふのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
とたんに左右から二つの岩が轟然と憤怒の叫びを上げ、動物のように衝突って来たが、わずかに舟尾に触れたばかりで舟も人も無事であった。
すさまじく憤怒の色をあらわし、なかなか芝居に骨がおれる丸本は、竹見の手首を縛った麻紐を、ぐっと手元へ二度三度手繰った。
火薬船 (新字新仮名) / 海野十三(著)
さす薔薇の花、まれた憤怒さす薔薇の花、おまへの驕慢祕密をお話し、僞善の花よ、無言の花よ。
牧羊神 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
崔はおどろいて、さては他に姦夫があるのかと、憤怒に堪えぬままに起き出でて室外をさまよっている時、おぼろの月のひかりに照らされて、彼女は屋上から飛び降りて来た。
なるほど、憤怒もすさまじいにはすさまじいが、あれがどうも、當今大倭一だと言はれる男たちの顏、そのまゝだと言ふのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)