“衝突”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
しょうとつ31.3%
ぶつか22.4%
しようとつ9.0%
つきあた6.0%
しやうとつ4.5%
ぶつ4.5%
あた3.0%
つきあ3.0%
ぶつつか3.0%
かちあ1.5%
(他:8)11.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“衝突”を含む作品のジャンル比率
哲学 > 倫理学・道徳 > 人生訓・教訓18.8%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸4.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.8%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「それはきっと、大きな宇宙塵が本艇の中部倉庫の付近へ衝突しょうとつして、中部倉庫にしまってあった燃料が発火したのでしょう」
三十年後の世界 (新字新仮名) / 海野十三(著)
自動車が衝突しょうとつするなんて、一年に一度あるかないかの事件じゃありませんか。そんなことを恐れて、自動車に乗らないなんて。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
……それがあの洪水みずの時に流れ出して、大丈夫だった広岡のうち衝突ぶつかったので流れただろう、誰のおかげだ……
照葉狂言 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
入口のドアに走り寄って、鉄かと思われるほど岩乗がんじょうな、青塗の板の平面に、全力を挙げて衝突ぶつかってみた。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
不思議ふしぎだ、わたくし視線しせん彼方かなた視線しせんとがはしなくも衝突しようとつすると
すべての衝突しようとつ旦那だんなさまのおこゝろひとつからおここととして仕舞しまつて
この子 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
と大鎌は肩をかすめ島君の袖を切り裂いた。その呼吸に素早く乗り、前へ島君はヒラリと飛んだがとたんに何者にか衝突つきあたった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
勘次かんじにはようとして大戸おほどをがらりとけたとき卯平うへい衝突つきあたさうつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
衝突しやうとつとも本艦ほんかん乘移のりうつらんず海賊かいぞくども身構みがまへ
一は摩擦まさつ利用りようにして、一は急激きうげきなる衝突しやうとつ利用りようなり。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
そしてその間にウト/\と鈍い眠りを続ける……ふと彼は急に大きな明るいものに衝突ぶつかつたやうな気がして眼を見開いた。
静物 (新字旧仮名) / 十一谷義三郎(著)
今出かけてはドーブレクに衝突ぶつかるので家から出る訳に行かない。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
途端、目標あてを外れた銀貨はチチンと小石に衝突あたつて、跳返はねかへつて、囘轉まはつてベタリ。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
船は衝突あたつた、世に不可思議なフロリダ州
と叫ぶ女の声はやがて間近くまって来たが、棒のように立っている右衛門へトンとばかりに衝突つきあたった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
間もかく岩へ衝突つきあたったので、手探りで撫で廻わした。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
九州帝国大学総長真野文二博士は、先年日比谷で電車に衝突ぶつつかつた事があつた。その折総長は小鰕こえびのやうに救助網の上で跳ね廻りながら、
女はまた燃えるやうな眼をあげて男を見た。四つの眼が衝突ぶつつかつた時、男は霊魂たましひまで焼かれるやうな気持がしたので、そつとぽうに視線をそらした。
源「其様そんな事は有りゃアしないよ、此の虫を沢山たんとつかまえて医者様がびんの中へ入れて製法すると、はげしい病もなおるというは、薬の毒と病の毒と衝突かちあうから癒るというので、ま其様なに心配しないでも宜い」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「門口が淋しいから、これを据えるといいだろう」と、云って住職の方を見た監物の眼と住職の驚いた眼が衝突ぶっつかった。
不動像の行方 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
すると私の前額部が、何かしら固いものに衝突ぶっつかって眼の前がパッと明るくなった。……と思うと又たちまち真暗になった。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
醜い恋のいざこざにいつまで衝突ぶつかり合ふのです。
ある拍子に、ふと薄暗い鏡の中に私は私の思ひがけない姿に衝突ぶつつかつたのである。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
それでも可なり大勢おほぜい衝突ぶつゝかつた、
南洋館 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
由「へえ、マ有難い事で、是まで貴方のお噂たら/″\でげすが、斯う云う処にいらっしゃろうとはちっとも知りませんで、昨夜ゆうべも今日も先刻さきほどまでも貴方のお噂が漸々よう/\重なって、ポンと衝突ぶッつかって此処でお目にかゝるなんてえのは誠に不思議でげすが、些ともお変りがありませんな」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
突然いきなり人のとこ飛込とびこんで硝子戸へ衝突ぶツかり、障子を打毀うちこわすなどという乱暴なのもありますが、この三八は誠に人のい親切な男で
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
(以下に用ふる罪過の語は衝突コンフリクトと同一なりと思ひ玉へ)世に偶然の出来事なし、に罪過なきの結果あらんや。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)
これを以つて之をれば、罪過も衝突コンフリクトも行為結果の動力を意味するに至つては同一なり。
罪過論 (新字旧仮名) / 石橋忍月(著)