“粗忽”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そこつ80.5%
そそう4.9%
そそっか2.4%
そゝっ2.4%
そそ2.4%
そそっ2.4%
そさう0.8%
あわて0.8%
そそつか0.8%
そゝっか0.8%
そゝつか0.8%
ぞんぜえ0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そのせっかくの白い衣裳を、一つ流行文様に染めましょうと思って、梟紺屋えたところが、梟は粗忽で真黒々に染めてしまった。
見て安五郎はアヽ若コレ御内儀粗忽な事を申されな小松屋の遊女白妙を連て立退しは此安五郎にひなけれど然ながら其節我は鞠子柴屋寺へ先に參りて白妙の來るを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
粗忽しい武士はほんとうの河童だと思ったかも知れないが、それは河童の長吉に相違ないと半七は思った。
半七捕物帳:19 お照の父 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
杢「あゝ、まだ用があるよ、おい/\其方へ行っちゃアいけないよ、アラ垣根を跨いで出て行ってしまった、粗忽かしくって仕様がない」
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
その挙動は、かなり粗忽っかしいものであります。ついには油壺が邪魔になるので、その油壺を振り落して堀際を駆けました。
大菩薩峠:13 如法闇夜の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
彼はよほど粗忽かしい男で、ときどきに飛んでもない間違いや出鱈目を報告するので、湯屋熊のほかに、法螺熊という名誉の異名を頭に戴いていた。
半七捕物帳:04 湯屋の二階 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
はそのSといふ男に位を授けにつて来た者ぢや。」鼓村氏は自分でももう実際宮内省から来た者の様に思つてゐた。「粗忽があつてはならんぞ。」
一つには阿母が人並以上な気丈者で、そんな腰巻と血糊のべっとりついたのとを見間違えるような粗忽者ではないことに気がついたのでございましょう。
蒲団 (新字新仮名) / 橘外男(著)
独逸名高い作者レツシングとふ人は、つて粗忽しいで、其上法外に忘れツぽいから、無闇金子かゞくなる
用いてさまであるものとも覚えぬものから句ごとに文ごとにうたゝ活動するありて宛然まのあたり萩原某合わするが如く阿露乙女逢見る心地す相川それの粗忽しき義僕孝助やかなる読来れば我知らずは笑い或は感じてほと/\の事とも想われ仮作ものとは思わずかし是は
怪談牡丹灯籠:01 序 (新字新仮名) / 坪内逍遥(著)
○某君は一體に粗忽しい人なのだらうか? 小學校にゐた頃から脱字をしたり計數を間違つたり、忘れ物をする癖があつた人なのだらうか? ——恁麽事を問うてみるからが既に勝手な
歌のいろ/\ (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
仙「そう御丁寧ではって困ります、粗忽もんでごぜえますから、ヘイ、お初にお目にかゝります」