“鞠子”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まりこ92.9%
マリコ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて江戸のまちも花に埋もれやうといふ三月の中旬、廣重の鞠子まりこの繪を見るやうに、空までが桃色にくんじたある日のことでした。
他にも招待があつたとかで、珍らしく醉つてゐる勢ひで、遠藤が若い藝者どもをからかふのにつれて、鞠子まりこといふ一人を捕へ
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
今川ノ古跡、千本桜ナド詳シク尋ネキコシメサレ、阿倍川アベガハヲ越エ給ヒ、武田四郎勝頼ガ此地ニカカラレ候折ノ持舟モチブネノ城トイフヲ問ハセラル。又、山中路次通リ、鞠子マリコ川端カハバタニ山城ヲ拵ヘ、防ギノ一城アリ
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)