泡鳴五部作ほうめいごぶさく04 断橋04 だんきょう
今夜も必らず來るからと、今度はよく念を押して置いた。然し、餘り自分ばかりで行くのもかの女並びにその家へきまりが惡い樣だから、義雄は今一文なしで困つてゐる氷峰をつれて行つてやらうといふ氣になり、薄野からの歸り足をまた渠の下宿へ向けた。 いつも …
作品に特徴的な語句
めし ぢよ とつ 大樹たいき 雨龍うりゆう あし くう 流連ゐつづけ おく まくわ たい つう 仰向あふむ あは 羅紗らしや むな 稼業かげふ 猪口ちよく 澤山さはやま ちな 清水しみづ かしは かしは 枝葉しえふ あん 所天をつと 愛奴アイノ いたづ 鬱憤うつぷん ひたひ つら 道化だうけ 退 蹂躪じうりん 跋扈ばつこ ごと とこ 荒馬あれうま 胴衣どうぎ 胡瓜きうり ひぢ 耕耘かううん 繁盛はんじやう すゐ 穿うが にら まなこ 眞摯しんし しやく せば 熟柿じゆくし 無聊ぶれう 濕地ヤチ ふち うづ 淡路あはぢ ざら かん 欄間らんかん 楊枝やうじ しひ 根性こんじやう 札幌さつぽろ 本性ほんしやう 木地きぢ 月寒つきさつぷ 方外はうぐわい ばち 抱一はういつ 所謂いはゆる 所以ゆゑん 愛婦あいふ 恰好かつかう いま 以平いたらたいら 巾着きんちやく とも 就中なかんづく まさ 孤寂こじやく 先刻さつき まか ひと かはや 可愛かあい 合致がふち 境界きやうがい 大泊おほどまり
題名が同じ作品
泡鳴五部作:01 発展 (旧字旧仮名)岩野泡鳴 (著)
泡鳴五部作:02 毒薬を飲む女 (旧字旧仮名)岩野泡鳴 (著)
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名)岩野泡鳴 (著)
泡鳴五部作:05 憑き物 (旧字旧仮名)岩野泡鳴 (著)