“粹”のいろいろな読み方と例文
新字:
読み方割合
いき52.4%
すゐ47.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
……ついあひだとんさんにつて、はなしると、十圓じふゑんおどかすより九九九くうくうくうはうが、音〆ねじめ……はいきぎる……耳觸みゝざはりがやはらかで安易あんいい。
九九九会小記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
浴衣は秋草を染め出した中形で、なか/\にいきなものですが、袖を半分から下、刄物で切り捨て、下の方には物凄いほど血が飛沫しぶいてをります。
それが却つて、女には、野暮氣が拔けたとか、すゐになつたとか、本當の色男になつて來たとか見えるのであらう。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
江戸娘のすゐと言つたお秀は年こそ少し取り過ぎましたが、隨分思ひも寄らぬ罪を作つてゐさうな美しさでした。