“粹好”の読み方と例文
読み方割合
いきごの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内儀のお富は貧乏人の子で、金襴の帶どころか、ろくな前掛まへかけも持たずに嫁入して居るし、めひのお梅は、お轉婆で粹好いきごのみで、そんな大時代なものは大嫌ひ。
吉三郎の派手な生活くらしに似ず、家は至つて地味で、贅澤ではあるが、何となく粹好いきごのみでした。附合ひがあまりなかつたものか、集まつて居るのは、ほんの近所の人達が二三人。