“生活”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くらし43.6%
せいかつ27.9%
せいくわつ5.9%
たつき5.6%
くら3.9%
なりはひ2.6%
ぐらし2.3%
ライフ1.3%
らいふ1.0%
いとなみ0.7%
(他:16)5.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“生活”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語17.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)9.0%
文学 > 日本文学 > 小説 物語4.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「お金持とか上流とか、そういった人達の生活くらし方が、みんながみんなこうだとすれば、ちっともうらやましいものではない」
大捕物仙人壺 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「ナニ賭試合? これは面妖! 市井の無頼の剣術使いどもが、生活くらしのために致すような、そのような下等の賭試合など……」
剣侠 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
その景色けしきをながめたり、またわたしどもの仲間なかま生活せいかつてきたいものだとおもって、いま
春がくる前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
こんなに陰気いんき生活せいかつをして、なにがおもしろいのだろうと、くさ青木あおきのことをおもいました。
小さな草と太陽 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おつぎは餘儀よぎなくされつゝ生活せいくわつ壓迫あつぱくたいする抵抗力ていかうりよく促進そくしんした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
うるはしき生活せいくわつがあるならば、先生せんせい生活せいくわつごときはじつにそれであると
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
去年の夏。——柳斎に連れられて、ここへ来てからの生活たつきである。あの忘れえない暴風雨あらしの夜から、はや一年近い。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この叔父は、今でこそ、狩猟かりをして生活たつきをたてているが、若いうちは、血の中で育った戦国武者の果てだ。
宮本武蔵:02 地の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
庭へまわって来て、角三郎の部屋の縁に腰をやすめ、夫婦ふたりになって生活くらす日の陽ざしをうっとりと思ってみる。
御鷹 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
何故だろう? 狭い紙帳を天地とし、外界そとと絶ち、他を排し、自分一人だけで生活くらすようになったからである。
血曼陀羅紙帳武士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
われはこれより茅屋ばうをくのうちなる寡婦孤兒の憐むべき生活なりはひを敍し、賑恤しんじゆつの必要と其效果とに及べり。
生活なりはひの途なきめしひ等が赦罪の日物乞はんとてあつまり、かれ頭をこれに寄せ掛け 六一—六三
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
早く妻子に死別れて獨身ひとり生活ぐらしをして居た自分の伯父の一人が、窮迫の餘り人と共に何か法網に觸るる事を仕出來したとかで、狐森一番戸きつねもりいちばんこに轉宅した。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
一万石以上の大名生活ぐらし! それが私の生活でした。
正雪の遺書 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
実に人間のあらゆる生活ライフは、ひとしく常に考え、ひとしく悩み、ひとしく感じ経験している。
詩の原理 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
都会の夏を避けて溪流の音を聞きながら全く自然に親んで、簡単な「必要ネセサリ生活ライフ」をおくるということは考えただけでも愉快ではありませんか。
もう僕には希望のぞみもなく 平和な生活らいふの慰めもないのだよ。
定本青猫 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
あらゆる生活らいふのよろこびをもつたその大きな胸の上に
蝶を夢む (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
夫人は、大学のあらい息づかいへ、眸を向けた、もうその時、すべてを知ったのであった。それが分らないような夫婦の生活いとなみは、一日とて過した事のない彼女である。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
奇異ふしぎなる新らしき生活いとなみに蛙らはとんぼがへりす。
思ひ出:抒情小曲集 (旧字旧仮名) / 北原白秋(著)
まどもはたとづる、生活いのちがついれてときのやうに。
人の生活いのちたたかひ
枯草 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
弟とはいへ奇怪なり、貧しくなりて苦むも皆自らの心がらぞ、この度だけは十万銭を例のごとくに与ふべけれど以後は来るとも与ふまじきぞ、能く心して生活なりわいの道を治めよ、とねんごろに説き示しければ
印度の古話 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
延喜えんぎ天暦てんりゃくのむかしにかえすというご理想も、当時の世でこそ、万民謳歌の美しい統治の実を結んだでしょうが、今日の土壌では民ぐさの生活なりわいがまるでちがいます。廟堂びょうどうもまた、いにしえの大宮人おおみやびとの心ではありません。
数頭の馬が草をんでいた。骨と皮ばかりの痩せ馬であった。どこかの戦場から逃げて来て、ひとりで生活きている馬らしかった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「何故こんなことをするのだろう?」その答えも簡単であった。「他に何がある、生活うためさ」
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
——それで君達が生活くえるなら。
奥さんの家出 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「そう云ってもあなたの方は、まだホヤホヤの新店だから、お賽銭のたかも多かろうが、私の方の守本尊、孕石様のご利益りやくと来たら、ずいぶん昔から云いはやされ、試しの尽くされたあげくゆえ、今では一向信者もなく、自然お賽銭も上がらぬ始末に、私一人の生活くちすぎさえ、むずかしいほどになりました」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「これで生活くってているんでさア」
甲州鎮撫隊 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
小判一枚に青差一本! これは実際民弥たみやにとっては、大変もない誘惑であった。それだけの金が今あったら、相当永く生活くらすことが出来る。そこで民弥は考えた。
南蛮秘話森右近丸 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
東京に来て見たものの——生活くらせあてはない
都会と田園 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
とはいえ用捨ようしゃなく生活ここうしろは詰るばかりである。
旧聞日本橋:08 木魚の顔 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
日本アルプスの第一閃光が始めて旅客の眼に落ちる——と、北は焼岳やけだけの峠、つづいては深山生活ずまい荒男あらしおの、胸のほむらか、硫烟の絶え間ない硫黄岳が聳えている、その間を水に浸された一束の白糸が乱れたように
梓川の上流 (新字新仮名) / 小島烏水(著)
余儀ない事情によったロパーヒンとラネフスカヤとの関係、行動、その行動を縫い、貫くロシアの魂の感銘。生活ジズニ……生活ジズニ……。
シナーニ書店のベンチ (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
——生活ジーズニ! 生活が眠りを与えないのだジーズニ ニエ ダユート スパーチ
京都を歩いて居ると無用のものが多く、だだぴろくてきに可厭いやになるが、大阪に至つては街區のどの一角を仕切り取つても活溌な生活ラ・ヰイの斷片を掴む事が出來るやうに感ぜられる。
京阪聞見録 (旧字旧仮名) / 木下杢太郎(著)