“生活向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くらしむ66.7%
くらしむき33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お国は新吉の知らない、小野の生活向くらしむきのコマコマした秘密話などして、しきりに小野の挙動や、金儲けの手段が疑わしいというような口吻こうふんらしていた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
叔母はその晩、しみじみした調子で、家の生活向くらしむきのことなどを、お庄母子おやこに話して聞かせた。
足迹 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
おれは此の八九年間雑誌の為にすつかりとらへられて居たが、雑誌が無く成つて見りや暇が出来たのだから、これからは来客を断つても書くつもりだ。此処こゝへ来てからの生活向くらしむきおれの責任にして置いて呉れ。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)