“くらしむき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
活計向31.3%
生計向31.3%
暮向18.8%
家計6.3%
生活向6.3%
生活方針6.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「親方の施し道楽は至極結構だが、女房を持たないと活計向くらしむきに損がありますから、早くいのをお貰いなさい」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
まちへお島をそっと住わしておこうと云う相談も出たが、精米所の補助を受けて、かつかつ遣っている浜屋の生計向くらしむきでは、それも出来ない相談であった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
わたしは彼に暮向くらしむきのことを訊ねると、彼は頭を揺り動かした。
故郷 (新字新仮名) / 魯迅(著)
そして家計くらしむきにも困るようになった。
赤い煙突 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
おれは此の八九年間雑誌の為にすつかりとらへられて居たが、雑誌が無く成つて見りや暇が出来たのだから、これからは来客を断つても書くつもりだ。此処こゝへ来てからの生活向くらしむきおれの責任にして置いて呉れ。
執達吏 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
こんなに生活方針くらしむきがたたなく真暗闇になると、ほんとうに泥棒にでもはいりたくなってくる。
新版 放浪記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)