“活計向”の読み方と例文
読み方割合
くらしむき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ああもしたらまだ活計向くらしむきの助けになるだろうとはたの者から見ればいろいろ忠告のしたいところもあるが、本人はけっしてそんな作略さりゃくはない
道楽と職業 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「親方の施し道楽は至極結構だが、女房を持たないと活計向くらしむきに損がありますから、早くいのをお貰いなさい」
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
シナ兵の中にはせた青い顔をして居る奴が随分多い。チベット兵士にはそんなのは少ないがしかし気概は持って居らない。これは大方収入が少なくて活計向くらしむきに心をなやますからであろうと思われる。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)