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活計向
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くらしむき
ふりがな文庫
“
活計向
(
くらしむき
)” の例文
ああもしたらまだ
活計向
(
くらしむき
)
の助けになるだろうと
傍
(
はた
)
の者から見ればいろいろ忠告のしたいところもあるが、本人はけっしてそんな
作略
(
さりゃく
)
はない
道楽と職業
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「親方の施し道楽は至極結構だが、女房を持たないと
活計向
(
くらしむき
)
に損がありますから、早く
良
(
い
)
いのをお貰いなさい」
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
シナ兵の中には
痩
(
や
)
せた青い顔をして居る奴が随分多い。チベット兵士にはそんなのは少ないがしかし気概は持って居らない。これは大方収入が少なくて
活計向
(
くらしむき
)
に心を
艱
(
なや
)
ますからであろうと思われる。
チベット旅行記
(新字新仮名)
/
河口慧海
(著)
富の程度に多少等差のある二人の
活計向
(
くらしむき
)
は、彼らの子供が持つ
玩具
(
おもちゃ
)
の末に至るまでに、多少等差をつけさせなければならなかったのである。
明暗
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
長二は母の
年回
(
ねんかい
)
の法事に、天竜院で龜甲屋幸兵衛に面会してから、格外の贔屓を受けていろ/\注文物があって、多分の手間料を貰いますから、
活計向
(
くらしむき
)
も豊になりましたので、
予
(
かね
)
ての心願どおり
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
疑もなく道楽心の発現で、好奇心兼広告欲も手伝っているかも知れないが、まあ
活計向
(
くらしむき
)
とは関係の少ないものです。
現代日本の開化
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
活
常用漢字
小2
部首:⽔
9画
計
常用漢字
小2
部首:⾔
9画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“活計”で始まる語句
活計