“玩具”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
おもちゃ67.1%
おもちや23.7%
がんぐ7.1%
ぐわんぐ0.6%
もてあそび0.6%
もてあそびもの0.3%
ジュウジュウ0.3%
トイ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その玩具おもちゃのような可愛い汽車は、落葉樹の林や、谷間の見える山峡やまかいやを、うねうねと曲りながら走って行った。
猫町:散文詩風な小説 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
その牛馬一ぴき々々の玩具おもちゃのような小ささ、でもさすがに、けだものの生々しい毛皮の色が、今も眼にあります。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
「お前はなぜつまらない事に腹を立てるのだ。お前は人生を玩具おもちやにして居る。怖ろしい事だ……。お前は忍耐を知らない」
同時に又四五日前、横浜の或英吉利イギリス人の客間に、古雛の首を玩具おもちやにしてゐる紅毛の童女に遇つたからである。
(新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「瓦斯マスク! ほほう、えらいものをこしらえたものだね。近頃、こんな玩具がんぐ流行はやりだしたってえ訳かい」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その昔のマジノ要塞にしても、ジークフリード要塞にしても、このアカグマ地下本営にくらべると、玩具がんぐのようなものだった。
二、〇〇〇年戦争 (新字新仮名) / 海野十三(著)
きはめて大なる物及び極めてせうなるものに至つては實用有りしとはみとめ難し或は標章へうしやう玩具ぐわんぐの類なりしならんか。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
次はおめかけのお若の部屋、それは奧方の部屋よりも明るく大きく、庶腹しよふくの子の徳松が、玩具ぐわんぐを部屋一パイに散らばして遊んで居ります。
マケロニ(めん類の名)つけたる大いなる玩具もてあそびの柄つきの鈴をこつとして持たせたり。
ちがはいでをられうか? 先祖せんぞしゅうあしやを玩具もてあそびにはしはすまいか? 手傷てきずだらけのチッバルトをみどろの墓衣はかぎから引出ひきだしゃせぬか? 狂氣きゃうきあま
人々は我に果子くわし、くだもの、玩具もてあそびものなど與へて、なだめすかし、おん身が母は今聖母の許にいませば、日ごとに花祭ありて、めでたき事のみなりといふ。
彼女は、自然を玩具ジュウジュウの世界にして、その幻の中でのみ生きている女だった。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その他に私は、パパ・ハイドンの真面目しんめんぼくを発揮するものとして「玩具トイシンフォニー」を挙げておきたい。
楽聖物語 (新字新仮名) / 野村胡堂野村あらえびす(著)