“玩具屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
おもちゃや87.5%
おもちやや12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、クリスマスの晩、ロンドンの街を歩くんだ。そうすると大きな、玩具屋おもちゃやがあって、そこの飾窓ショウウィンドウに、テッディベアがいるだろう。
街の子 (新字新仮名) / 竹久夢二(著)
それからずっと、丁字形の縦の線に沿うては、万年筆屋だの植木屋だの、玩具屋おもちゃやだのといったいろいろの商売人が店をひろげていた。
「時々引越すのも文学者にはいゝやうです。実はわたしも近い中に越さうと思つてゐます。家賃が段々高くなるんで、玩具屋おもちややでは引合はなくなりました。」
来訪者 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
どうかして蘭丸の写絵を手に入れたいものだ、浅草中の玩具屋おもちややを一軒一軒尋ねてもかまはぬから、浜田へはもう頼むまいと決心して傍目も触らずすたすたと歩いてゐた。
蘭丸の絵 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)