“おもちゃや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玩具屋84.0%
翫具屋8.0%
手遊屋4.0%
玩具店4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それからずっと、丁字形の縦の線に沿うては、万年筆屋だの植木屋だの、玩具屋おもちゃやだのといったいろいろの商売人が店をひろげていた。
今そこの翫具屋おもちゃやで買ったばかりのセルロイドの風車を赤ん坊に見せながら、活動館の前に立って、絵看板を見ていると、栗栖の家のばあやがやって来て、銀子を探していたものと見え
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
すなわちまた、その伝で、大福あったかいと、向う見ずに遣った処、手遊屋おもちゃやおんなは、腰のまわりに火の気が無いので、膝が露出むきだしに大道へ、茣蓙ござの薄霜に間拍子まびょうしも無く並んだのである。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
時に、手遊屋おもちゃやひややかにえんなのは
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
方々の縁日には玩具店おもちゃやが沢山出ていました。やすいのは択取よりどり百文、高いのは二銭八厘。なぜこの八厘という端銭よせんを附けるのか知りませんが、二銭五厘や三銭というのは決してありませんでした。
我楽多玩具 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)