“択取”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たくしゆ33.3%
よりど33.3%
よりどり33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯だ至粋をむかへて之を或境地にむるは人間の業にして、時代なる者は常に其の択取たくしゆしたる至粋を歴史の明鏡に写し出すなり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)
方々の縁日には玩具店おもちゃやが沢山出ていました。やすいのは択取よりどり百文、高いのは二銭八厘。なぜこの八厘という端銭よせんを附けるのか知りませんが、二銭五厘や三銭というのは決してありませんでした。
我楽多玩具 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
と急所を指されて商人も閉口せしが前の広言に対していやとも言われず少し直段を高くして択取よりどりに任せんという。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)