択取たくしゆ)” の例文
唯だ至粋をむかへて之を或境地にむるは人間の業にして、時代なる者は常に其の択取たくしゆしたる至粋を歴史の明鏡に写し出すなり。
徳川氏時代の平民的理想 (新字旧仮名) / 北村透谷(著)