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箝
ふりがな文庫
“箝”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
は
63.5%
はま
20.6%
かん
6.3%
つぐ
1.6%
す
1.6%
たが
1.6%
はめ
1.6%
やす
1.6%
わ
1.6%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
は
(逆引き)
「内君、いろいろなことを言ってきのどくだけれど、私の出たあとで声を立てるといけないから、少しの間だ、
猿轡
(
さるぐつわ
)
を
箝
(
は
)
めてておくれ」
義血侠血
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
箝(は)の例文をもっと
(40作品)
見る
はま
(逆引き)
たまたまそういう人がありとするも、そは年来の予定の行動の一部をなしたのでなく、むしろ計らずその地位に
箝
(
はま
)
ったという場合が多い。
自警録
(新字新仮名)
/
新渡戸稲造
(著)
箝(はま)の例文をもっと
(13作品)
見る
かん
(逆引き)
「あれだからな、仕方をしたり、目くばせしたり、ひたすら、自重謹厳を強要するものだから、
止
(
や
)
むことを得ず、口を
箝
(
かん
)
した。」
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
箝(かん)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
つぐ
(逆引き)
何を云ッても取合わぬゆえ、お勢も仕方なく口を
箝
(
つぐ
)
んで、
少
(
しばら
)
く物思わし気に
洋燈
(
ランプ
)
を
凝視
(
みつめ
)
ていたが、それでもまだ気に懸ると見えて、「慈母さん」
浮雲
(新字新仮名)
/
二葉亭四迷
(著)
箝(つぐ)の例文をもっと
(1作品)
見る
す
(逆引き)
男の人が品物を
吟味
(
ぎんみ
)
して相談を掛ける度に女の人は横を向いた。参考のために僕が回数を勘定し始めた頃には婦人殿下は首をあべこべに
箝
(
す
)
げたお雛様のようになっていた。
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
箝(す)の例文をもっと
(1作品)
見る
たが
(逆引き)
三尺帯を締めまして、少し頭痛がする事もあると見えて鉢巻もしては居るが、禿頭で時々
辷
(
すべ
)
っては輪の
形
(
なり
)
で抜けますから手で
嵌
(
は
)
めて
置
(
おき
)
ますが、
箝
(
たが
)
の様でございます。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
箝(たが)の例文をもっと
(1作品)
見る
はめ
(逆引き)
見るに身は
細引
(
ほそびき
)
にて縛られ口には猿轡を
箝
(
はめ
)
てあり友次郎は見も悼ましく
先
(
まづ
)
縛
(
しば
)
りし繩を
解捨
(
ときすて
)
猿轡
(
さるぐつわ
)
をも
取
(
と
)
り
除
(
のく
)
るに
解
(
とく
)
手遲しとお花は友次郎に
抱付
(
いだきつき
)
流石
(
さすが
)
に餘處を兼しか聲をも立ず泣けるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
箝(はめ)の例文をもっと
(1作品)
見る
やす
(逆引き)
「鰍澤で育つて、
箝
(
やす
)
の名人ですつてね」
銭形平次捕物控:318 敵の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
箝(やす)の例文をもっと
(1作品)
見る
わ
(逆引き)
でも後で私しを世話して置けば
早晩
(
いつか
)
お前が逢い度く成て帰ッて来るだろうッて、
惚
(
のろ
)
い事は
箝
(
わ
)
を掛てるネ日本人に
爾
(
そう
)
して今は何所に、ア
爾
(
そ
)
う本郷に奉公、ア爾う可愛相に、金起さんも一緒かえ
無惨
(新字新仮名)
/
黒岩涙香
(著)
箝(わ)の例文をもっと
(1作品)
見る
箝
漢検1級
部首:⽵
14画
“箝”を含む語句
箝制
当箝
箝口令
箝束的
打箝
箝入
箝木
箝束
箝板
箝硝子
“箝”のふりがなが多い著者
辰野隆
三島霜川
三遊亭円朝
北村透谷
アントン・チェーホフ
二葉亭四迷
中里介山
江見水蔭
薄田泣菫
佐々木邦