“洋燈”のいろいろな読み方と例文
新字:洋灯
読み方割合
ランプ76.2%
らんぷ17.4%
ラムプ5.8%
あかり0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
室(へや)に入つて洋燈(ランプ)を點けるのも懶(ものう)いので、暫くは戲談口(じやうだんぐち)などきき合ひながら、黄昏(たそがれ)の微光の漂つて居る室の中に、長々と寢轉んでゐた。
一家 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
「もう何時(なんじ)」と云(い)ひながら、枕元(まくらもと)の宗助(そうすけ)を見上(みあ)げた。宵(よひ)とは違(ちが)つて頬(ほゝ)から血(ち)が退(ひ)いて、洋燈(らんぷ)に照(て)らされた所(ところ)が、ことに蒼白(あをじろ)く映(うつ)つた。
門 (旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
その中央(まんなか)に突立って、アカアカとした洋燈(ラムプ)の光りの中(うち)にトロンとした瞳(め)を据えながら、ウソウソと隅の方の暗い所を覗きまわった。
斜坑 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
細い燈火(ともしび)の影を凝(じっ)と見詰めていると、灯(ひ)は動かないで風の音だけが烈(はげ)しく雨戸に当った。ひゅうひゅうと樹木の鳴るなかに、夫婦は静かな洋燈(あかり)を間に置いて、しばらく森(しん)と坐(すわ)っていた。
道草 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)