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洋燈
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ラムプ
ふりがな文庫
“
洋燈
(
ラムプ
)” の例文
新字:
洋灯
その
中央
(
まんなか
)
に突立って、アカアカとした
洋燈
(
ラムプ
)
の光りの
中
(
うち
)
にトロンとした
瞳
(
め
)
を据えながら、ウソウソと隅の方の暗い所を覗きまわった。
斜坑
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
ところが、それと同じ現象が、両端の温度と圧力に
差異
(
へだたり
)
がある場合、中央に膨みのある
洋燈
(
ラムプ
)
のホヤや、鍵孔などにも現われるのだ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
今度は、ドイツ公使館へ来た或る外国人からの注文で、同じく
洋燈
(
ラムプ
)
台であったが、趣は以前と違っておった。
幕末維新懐古談:27 引き続き作に苦心したこと
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
ある家の
洋燈
(
ラムプ
)
の下に五六人車座になつて賽ころを振つてゐるのを見た。車やは其処で烟草を買つた。
山を想ふ
(旧字旧仮名)
/
水上滝太郎
(著)
そのころの燈火は電燈よりも石油の
洋燈
(
ラムプ
)
が多かったはずだのにそんなに明るく感じたものである。
三筋町界隈
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
さうなると当人既に身あがりするほどの縁なんだから、居ても
起
(
た
)
つても逢ひたくツて、
堪
(
たま
)
りますまい。毎日夕刻
洋燈
(
ラムプ
)
を
点
(
つ
)
ける時分、油壷の油を、池の所へあけるんです。
いろ扱ひ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
股倉の間へ机を割り込んで片手に
洋燈
(
ラムプ
)
を持てばそれで万事が済んだものだ。
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
七二七 〔アカシヤの木の
洋燈
(
ラムプ
)
から〕
春と修羅 第三集
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
それは何に用うるかというと
洋燈
(
ラムプ
)
台になるので、本国からの注文であるということ。高さは五尺位で一対。至急入用であるから、そのつもりにて
幾金
(
いくら
)
で出来るかつもりをしてくれという。
幕末維新懐古談:26 店初まっての大作をしたはなし
(新字新仮名)
/
高村光雲
(著)
それから石油
洋燈
(
ラムプ
)
の時代に移った、石油洋燈にも大小数々の形はあったが、大体釣ラムプと台ラムプの二つに分れている、夕飯などは大ていこの釣洋燈の下で一家うち揃って膳に向ったものである。
百姓弥之助の話:01 第一冊 植民地の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
(またアラツデイン
洋燈
(
ラムプ
)
とり)
『春と修羅』
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
アカシヤの木の
洋燈
(
ラムプ
)
から
春と修羅 第三集
(新字旧仮名)
/
宮沢賢治
(著)
洋
常用漢字
小3
部首:⽔
9画
燈
部首:⽕
16画
“洋燈”で始まる語句
洋燈許