“瞳”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとみ78.6%
18.8%
まみ0.5%
0.5%
くろめ0.2%
しとみ0.2%
とう0.2%
ほとけ0.2%
みとみ0.2%
ヒトミ0.2%
マミ0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
童話の創作熱に魂の燃えた時に、はじめて、私の眼は、無窮に、澄んで青い空の色をひとみに映して、恍惚こうこつたることを得るのであります。
『小さな草と太陽』序 (新字新仮名) / 小川未明(著)
声も立て得ないままを大きく見開いているその猫のタマラナイ姿を一生懸命の思いで、生汗なまあせをかきかき正視しているうちに、私は
冗談に殺す (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そはまみゆらぐ翁面おきなめん、 おもてとなして世をわたる
文語詩稿 一百篇 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
眠気をさそう様なそれ等の音は一つの音楽となって鼓ママをなぜて行った。フッと耳たぼをくすぐられた様な気持でをあげた時居眠りをしそうになって居たのだと気がついた。
千世子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
「だツてさ、お前、其様なにおツちや、くろめとろけてお了ひなさるよ。じようだんじやないわね。」
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
是等土偶は眼の部何れも横長よこながき橢圓形の輪廓を有し、其中央そのちうわうに一條の横線よこせん存在そんざいす。輪廓全体を眼とすれば横線をしとみとせざるべからず、横線のみをとすれば輪廓はなになるや考へがたし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
あるはとう々のぼり來る旭日の光見る如し。 135
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
黒玉があってもほとけさんのないもんがあるそうな、そんな人はもう手の下しようがないけんど、それに比べたら直る見込があるだけでも喜ばんならん思てな。
大根の葉 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
あをみとみひかとき
桜さく島:春のかはたれ (新字旧仮名) / 竹久夢二(著)
鬘に隠れる髪の色も、白粉を塗るまでもなく透きとほる様な膚も、第一に濃いヒトミの色も、尋常に美しい子柄コガラと見定められた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
鴨頭草ツキグサの ハナダ深きマミ——
「古代感愛集」読後 (旧字旧仮名) / 堀辰雄(著)