“幕”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まく53.0%
とばり42.2%
うち1.2%
ばく1.2%
カーテン1.2%
幕府1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍師ぐんし民部は、きのうからまくのそとに床几をだして、ジッと裾野すそのをみつめたまま、龍太郎りゅうたろうのかえりを、いまかいまかと待ちかねていた。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
久しぶりにこの主従が対面したのはその一劃のとばりの中だった。特に、半兵衛にも松寿丸にも床几しょうぎが与えられ、秀吉も床几にっていた。
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
男の居るうちへ行って頼めばよいのに女ばかり居る所へ来て押し付けに泊ろうとはもっての外だ。行かないか。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
今や時勢一ぺんして舊規きうき墨守ぼくしゆす可らず、宜しく政けんを王室に還し、以て萬國竝立へいりつ基礎きそを建つべし。其れ則ち當今の急務きふむにして、而て容堂の至願しぐわんなり。ばく下のけんなる、必之をさつするあらんと。
さらにイエスが息絶え給うた時刻に、エルサレムの神殿の至聖所に入るカーテンが上から下までまっ二つに裂けた(一五の三八)。
幕府の方よりハ大ニ目おつけ、又長崎でも我々共ハ一戦争と存候うち、又幕吏ら金出しなどして、私水夫おつり出し候勢もあり候得共、中〻たのもしきもの計ニて出行ものなし