“幕府”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばくふ47.1%
おかみ41.2%
かみ5.9%
タイクン5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
森山もりやまは、諭吉ゆきちのねっしんなたのみをきいてはくれましたが、幕府ばくふ仕事しごとがいそがしくて、おしえてくれる時間じかんがなかなかありません。
幕府おかみの使者を相手にいくさをしたって何になる。犬死だ。そんな馬鹿な真似をなさる大石様でもあるめえし、他にも、智者はいる筈だ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
浪人の跋扈ばっこはそれ以前から、幕府かみにとっては頭痛の種でな、ご府内では兵学者だの剣道指南だの、軍書読みだのと看板をあげ、上は士大夫に取り入ったり、下は町人に食い込んで
血煙天明陣 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
英幕の危機が極度に迫っている時期の六月四日および二一日(ただし太陽暦)付の文書では、幕府タイクンは完全に見切りをつけられ、ミカドの政府を承認すべしという意味の重大な提案がなされている。
尊攘戦略史 (新字新仮名) / 服部之総(著)