“覇王”のいろいろな読み方と例文
旧字:霸王
読み方割合
はおう83.3%
はわう16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その顔がまた、どれもいつになく微笑を浮べているのは、西楚せいそ覇王はおうの首をあげた今日の勝戦かちいくさの喜びが、まだ消えずにいるからであろう。——
英雄の器 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
当時徳富蘇峰の『国民之友』は政治を中心としてあまねく各方面の名士を寄書家に網羅もうらし、鬱然うつぜんとして思想壇に重きをなした雑誌界の覇王はおうであった。
美妙斎美妙 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
我國わがくに野球界やきゆうかい覇王はわうともいふだい高等學校かうとうがくかう撰手せんしゆ打破うちやぶつたことは、わたくしこのしま漂着へうちやくする半年はんとしほどまへ英國えいこく倫敦ろんどんでちらとみゝにした、れはもういまから三四ねんまへことだが、じつ殘念ざんねん次第しだいである。