“陪臣”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばいしん77.8%
またもの19.4%
またざむらい2.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「恐れ……恐多おそれおおい事——うけたまわりまするも恐多い。陪臣ばいしんぶんつかまつつて、御先祖様お名をかたります如き、血反吐ちへどいて即死をします。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「無役ながらも千二百石頂戴の天下お直参じゃ! 陪臣またもの風情が馬上で応待は無礼であろうぞ。ましてや素浪人とは何ごとじゃ。馬すてい!」
だが、今はもう退屈男にとっては、名もなき陪臣またざむらいの二人や三人、問題とするところでない。目ざす対手は、大隅おおすみ薩摩さつま日向ひうが三カ国の太守なる左近衛少将島津修理太夫さこんえしょうしょうしまずしゅりだいふです。