“またもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
陪臣50.0%
又者42.9%
股者7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
武家が跋扈ばっこの時代であるから、陪臣またものの師直の娘も内外うちとの者に姫と呼ばれて、かれは栄耀のあるたけを尽くしていた。
小坂部姫 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
小身しょうしん又者またものでは、御威勢なみならぬ厩橋さまの御前はおそれ多くもあり、また」と甲斐は言葉を切った。
見さげはてた股者またものです。先に、わが君が九州落ちの御悲運と相成ったさい、たちまち節操をすてて、新田方へ降参した犬武士どもの旗差物にござりまするわ。
私本太平記:11 筑紫帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)