“小身”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しょうしん90.0%
せうしん10.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
これすなわち宗祖そうそ家康公いえやすこう小身しょうしんよりおこりて四方を経営けいえいしついに天下の大権を掌握しょうあくしたる所以ゆえんにして、その家の開運かいうんは瘠我慢のたまものなりというべし。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
ところが、こいつは手軽に道具屋をおっぱじめて、くろうとはだしの取引を平気でやり出すだけの身軽さがある、この辺が小身しょうしんに生れた利益だ。
大菩薩峠:40 山科の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
出すひまの有べきや其方はなさけなき爲方しかたなり是には何か樣子やうすあらんといはれしかば粂之進くめのしん心中しんちういきどほり小身せうしんなりともそれがしも上の御扶持ごふち頂戴ちやうだいことに人の理非りひ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
申付られたり此三右衞門は小身せうしんの上至て貧窮ひんきうの處へおのれ夫婦ふうふとも都合四人の口故日々のまかなひに甚だ難儀なんぎ致しけるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)