“心中”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しんじゅう38.3%
しんちゅう19.1%
しんちう12.8%
しんちゆう12.8%
しんぢう6.4%
こころ4.3%
こころうち2.1%
こゝろ2.1%
オモホシメス2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どうも小指であんなに力を入れて放さないで、まあ竿と心中しんじゅうしたようなもんだが、それだけ大事にしていたのだから、無理もねえでさあ。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ただうろついている。源四郎はもとより悪気わるぎのある男ではない。祖母の態度たいど不平ふへいがあるでもなく、お政の心中しんちゅうを思いやる働きもない。
告げ人 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
わらごとではい、なにてもころだと、心中しんちういろ/\苦悶くもんしてるが如何どうない、破片はへん獸骨じうこつ、そんなところしか見出みいたさぬ。
あいちやんは心中しんちゆうすこぶ不安ふあんかんじました、たしかにあいちやんは女王樣ぢよわうさまとは試合しあひをしませんでしたが、何時いつ其時そのときるだらうと思つて居ました
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
矢っ張り一中節いつちうぶしを稽古してゐる。もう五つ程げた。花紅葉吉原はなもみぢよしはら八景だの、小稲こいな半兵衛唐崎心中しんぢうだのつて中々なか/\面白いのがあるよ。君も少しつて見ないか。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
心中こころでこんなことを思いながら、お米倉の方角へ眼をやった。すると、眼に付いたものがある。五六人の武士が話し合いながら、鉄之進の方へ来るのである。
前記天満焼 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
衛門 手前、文麻呂様のお心中こころうちをお察ししますと、不憫ふびんで不憫でなりませぬ。
なよたけ (新字新仮名) / 加藤道夫(著)
ぬかしながら見れば見るほどうつくしきお光はいとゞおもはゆげのかたち此方こなた心中こゝろときめきいはんとしては口籠くちごもる究りのわるきをかくさんと思へば立てはこうちよりあたらしきほん種々いろ/\取り出し之を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
山行草牟屍。王幣(爾去曾)死。能杼(爾波)不死云来人等(止奈母)聞召。是以遠天皇御世始、今朕御世当(氐母)、内兵心中オモホシメス(古止波奈母)遣