“しんちゆう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
真鍮44.1%
眞鍮35.3%
心中17.6%
身中2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
机は蚊母樹いすか何かで岩乗に出来てゐて、引出には真鍮しんちゆうの金物が打つてある。それに手を掛けて引くと、すうといた。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
其入口そのいりくちにはぴか/\した眞鍮しんちゆう表札へうさつに『山野兎やまのうさぎ』と其名そのなりつけてありました、あいちやんはこゑもかけずに二かいあがりました、眞實ほんと梅子うめこさんにつて
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
這麼事こんなことおそれるのは精神病せいしんびやう相違さうゐなきこと、と、かれみづかおもふてこゝいたらぬのでもいが、さてまたかんがへればかんがふるほどまよつて、心中しんちゆう愈々いよ/\苦悶くもんと、恐怖きようふとにあつしられる。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
庄吉 大かた獅子しし身中しんちゆうの蟲とでも云はれたのでござりませう。
近松半二の死 (旧字旧仮名) / 岡本綺堂(著)