“しんじゅう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
心中62.1%
情死34.5%
春秋3.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひとりで死ぬつもりか、心中しんじゅうかえ。おい、黙っていちゃあいけねえ。それに因っておまえの罪の重い軽いも決まるのだ。はっきり云ってくれ。
半七捕物帳:34 雷獣と蛇 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
とにかくかね情死しんじゅうをする覚悟でなければやり通せないから——ところがその金と云う奴が曲者くせもので、——今もある実業家の所へ行って聞いて来たんだが
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
春秋しんじゅう筆法ひっぽうを以てすれば、取りも直さず牝犬を捨てた主人の余の手にかゝって死んだのである。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)