“曲者”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
くせもの91.7%
しれもの7.2%
ほし0.7%
しろもの0.4%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“曲者”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)1.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
その影こそ、不敵な曲者くせものにまぎれもあらずと、胸を躍らしたのは衝立ついたてのかげに身をひそめていた竹屋三位。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
すうっ、と風が流れこんで来たので、曲者くせものが戸を開けたことは察しられた。——東儀与力はとたんにハッと息がつまッた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
酒を飲めば、大気豪放、世の英雄をも痴児ちじのごとくに云い、一代の風雲児をも、野心家の曲者しれもののごとくそしる。
剣の四君子:05 小野忠明 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「尊王の美しき仮面めんをかぶるな。禁門の御衰微ごすいびを売りものにして、身を肥やそうとする曲者しれものの口癖」
鳴門秘帖:05 剣山の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わざ/\平次親分を引張り出して判り切つた曲者ほしを擧げさせようとしたのは
「大層鼻がいゝね、曲者ほしは見當だけでも付いたのかえ」
「これや、一筋縄で恐れいる曲者しろものじゃない。お奉行、あれに口をかせるには、だいぶ時刻ときがかかります。てまえに、お任せ下さいましょうか。……では其奴そいつを、ひとまず、湯灌ゆかんさせておきますが」
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)