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其奴
ふりがな文庫
“其奴”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
そいつ
78.6%
そやつ
21.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そいつ
(逆引き)
はて、不思議だと思いながら、
抜足
(
ぬきあし
)
をして
窃
(
そっ
)
と
尾
(
つ
)
けて行くと、不意に赤児の泣声が聞えた。
熟
(
よく
)
視
(
み
)
ると、
其奴
(
そいつ
)
が赤児を抱えていたのだ。
飛騨の怪談
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
スルト
其奴
(
そいつ
)
が矢庭にペタリ尻餠を
搗
(
つ
)
いて、
狼狽
(
うろたえ
)
た眼を円くして、ウッとおれの
面
(
かお
)
を看た其口から血が
滴々々
(
たらたらたら
)
……いや眼に見えるようだ。
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
其奴(そいつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
そやつ
(逆引き)
「イヤ、
胡麻化
(
ごまか
)
してはいかん、娘はもう白状して居る。花房君、何を遠慮して居るんだ、
其奴
(
そやつ
)
を縛り上げて、
謄本
(
コピー
)
を取り上げてくれ給え」
女記者の役割
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「で、
其奴
(
そやつ
)
を追っかけて、ここまで走って参りましたところ、貴殿に突然逢いましたので……それで
粗忽
(
そこつ
)
にも人違いいたし……」
猫の蚤とり武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
其奴(そやつ)の例文をもっと
(27作品)
見る
其
漢検準1級
部首:⼋
8画
奴
常用漢字
中学
部首:⼥
5画
“其奴”で始まる語句
其奴等
検索の候補
其奴等
“其奴”のふりがなが多い著者
三遊亭円朝
ロマン・ロラン
二葉亭四迷
国枝史郎
泉鏡花
モーリス・ルヴェル
泉鏡太郎
石川啄木
吉川英治
久保田万太郎