“尾”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
43.7%
21.6%
8.4%
ぴき7.8%
5.0%
4.5%
ひき3.4%
しっぽ2.0%
しり1.1%
おしり0.3%
(他:8)2.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“尾”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語7.2%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.5%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
折角けて来た為吉と藤助の二人を差し置いて、差しあたりはこの新らしい二人を詮議しなければならない事になったのである。
半七捕物帳:60 青山の仇討 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
匍匐ほふくしてけて来た佐久間勢のうちから、一武者が、ぱっと立った。武者は槍もろとも、瀬兵衛の体へぶつかッて行き、
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この犬ののふり方にはたいていの人のしたや口で言う以上いじょう頓知とんち能弁のうべんがふくまれていた。
ボンはって、じっとりこうそうなつきをしてかお見上みあげていましたが、やはり、よるになると
おじいさんの家 (新字新仮名) / 小川未明(著)
およ一間いつけん六尺ろくしやくあま長蟲ながむしが、がけ沿つた納屋なやをかくして
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
列車れつしやはひつたとき驛夫えきふ少年せうねんくるまけてとほる。
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
だが、悪い時には悪いもので、海は華族学校の先生達に当てつけたやうに、松魚といつては一ぴきも網にのぼせなかつた。
鳩尾みずおちめた白羽二重しろはぶたえの腹巻の中へ、生々なまなまとした、長いのが一ぴき、蛇ですよ。
南地心中 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
羅馬ローマ鍛冶かじ——とあまり意表外なことを言ったので、あたまも尻ッもなく皆ヘンな顔をして半信半疑、イヤ
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
朝きげんのいい栗鼠りす、はしゃぎ者のむささび、雨ぎらいのてん、などがりながらえさをあさりに出だした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そいつは變だ、俺のところへ來たのは、九の狐が化けたやうな、凄い年増だ。——何か、恐ろしい行違ひがあるに違ひない」
いまちいさ沙魚ふかおよいでつたなみそこには、おどろ巨大きよだいの一りて
眩しがる二ひきのキヤリコの金魚は、多少怪訝の動作を鰭の角々のそよぎに示しながら、急に代つた水の爽快さを楽しむらしかつた。
花は勁し (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
私はその歯をって海へ投げ込んだ時、あたかも二ひきの大きいふかが蒼黒い背をあらわして、船を追うように近づいて来た。
綺堂むかし語り (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
姉はおかしな調子で云い捨てて、まだぴんぴんしてる太刀魚を、しっぽでぶら下げながら飛んでいった。
月明 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
「でもね姉さん。晩はコワくてこまるの。誰も起きていないのに本堂でたくが鳴るんだもの。お父さんにきくと、鼠がふざけてしっぽで鐸を叩くんだって——。」
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
「おちやおあがんなせえね」おつぎは勘次かんじしりいてすこ聲高こわだかにいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
藤吉のしりにつきながら勘弁勘次は、彦兵衛を返り見た。
あるいは左の方に撫付けたが宜かろう、中央まんなかから取って矮鶏ちゃぼおしりの様ななりに致してすいだという
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
にぎりには緑色のぎよく獅子頭ししがしらきざみて、象牙ぞうげの如く瑩潤つややかに白きつゑを携へたるが、そのさきをもて低き梢の花を打落し打落し、
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
さればこそ北条のすえ、足利のはじめにおいては、「天皇御謀反ごむほん」の新熟語も出できたりたるなれ。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
彼等かれらけるとぎんごとひかつて獲物えものが一でもふねればそれを青竹あをだけつゝんで威勢ゐせいよくかついでる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
大抵新聞紙を読むには、読んではじめよりをはりに至るものでは無い。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
るうちに肩を組んで寄って来た売子の魚屋やつが十コン一円二十銭で落いたとします。
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
其が、王朝文学の跡をシタうて来た連歌師・俳諧師等の慣用語にまで、這入つて行つた。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ある時、後をけて行くと、海の波が二つに開けた。
河童の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
次に、複合する下の語の語頭音が母音一つから成る音(アイウエオ)である時、その音が上の語の語尾音と合して一音となることがある(荒磯アライソ—ありそ、ウヘ—をのへ、イヘ—わぎへ、漕ぎで—こぎで)。
国語音韻の変遷 (新字新仮名) / 橋本進吉(著)