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涼
ふりがな文庫
“涼”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
すず
58.8%
すゞ
19.8%
すずし
10.7%
りょう
5.3%
すゞし
3.1%
すずみ
2.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すず
(逆引き)
そして
凝視
(
ぎょうし
)
している
涼
(
すず
)
しい
眼
(
め
)
には深い
哀
(
かな
)
しみの色がやどっていた。その眼で若者はさっきから
一対
(
いっつい
)
のおしどりをあかずながめていた。
おしどり
(新字新仮名)
/
新美南吉
(著)
涼(すず)の例文をもっと
(50作品+)
見る
すゞ
(逆引き)
建續
(
たてつゞ
)
く
家
(
いへ
)
は、なぞへに
向
(
むか
)
うへ
遠山
(
とほやま
)
の
尾
(
を
)
を
曳
(
ひ
)
いて、
其方此方
(
そちこち
)
の、
庭
(
には
)
、
背戸
(
せど
)
、
空地
(
あきち
)
は、
飛々
(
とび/\
)
の
谷
(
たに
)
とも
思
(
おも
)
はれるのに、
涼
(
すゞ
)
しさは
氣勢
(
けはひ
)
もなし。
浅茅生
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
涼(すゞ)の例文をもっと
(26作品)
見る
すずし
(逆引き)
いつも御写真に向ひ候へば、何くれと当時の事
憶出
(
おもひだ
)
し候中に、うつつとも無く十年
前
(
ぜん
)
の心に返り候て、苦き胸も
暫
(
しばし
)
は
涼
(
すずし
)
く相成申候。
金色夜叉
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
涼(すずし)の例文をもっと
(14作品)
見る
▼ すべて表示
りょう
(逆引き)
しかしすこしも遠慮や窮屈は知らないように、部屋いっぱい
寛
(
くつろ
)
いで坐りながら、大きく扇子をうごかして、ふところへ
涼
(
りょう
)
をとっていた。
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
涼(りょう)の例文をもっと
(7作品)
見る
すゞし
(逆引き)
で、
辷
(
すべ
)
らした
白
(
しろ
)
い
手
(
て
)
を、
若旦那
(
わかだんな
)
の
胸
(
むね
)
にあてて、
腕
(
うで
)
で
壓
(
お
)
すやうにして、
涼
(
すゞし
)
い
目
(
め
)
で
熟
(
じつ
)
と
見
(
み
)
る。
其
(
そ
)
の
媚
(
こび
)
と
云
(
い
)
つたらない。
妖艷無比
(
えうえんむひ
)
で、
猶
(
なほ
)
且
(
か
)
つ
婦人
(
ふじん
)
の
背
(
せ
)
を
抱
(
だ
)
いて
居
(
ゐ
)
る。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
涼(すゞし)の例文をもっと
(4作品)
見る
すずみ
(逆引き)
宗匠はそこで
涼
(
すずみ
)
の会や虫の会を開いて町の茶人だちと、趣向を競った話や、京都で多勢の
数寄者
(
すきもの
)
の中で
手前
(
てまえ
)
を見せた時のことなどを、座興的に話して、世間のお茶人たちと
挿話
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
涼(すずみ)の例文をもっと
(3作品)
見る
“涼”の意味
《名詞》
涼(りょう)
涼しさ。
(出典:Wiktionary)
涼
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
“涼”を含む語句
荒涼
納涼
夕涼
夜涼
涼風
朝涼
涼気
清涼
爽涼
涼台
門涼
清涼殿
凄涼
涼夜
新涼
涼衣
涼炉
涼船
清涼院
涼傘
...
“涼”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
吉川英治
牧野富太郎
幸田露伴
北原白秋
海野十三
夏目漱石
小川未明
小熊秀雄