“涼”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
すず59.3%
すゞ18.6%
すずし11.0%
りょう5.9%
すずみ2.5%
すゞし2.5%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“涼”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)3.8%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.8%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「やあ、だいぶんすずしくなりましたねえ」と声をかけたものがある。もちろんそれは帆村荘六だった。光技は、どぎまぎして、
什器破壊業事件 (新字新仮名) / 海野十三(著)
苗代の水にうつ青空あおぞらさざなみが立ち、二寸ばかりの緑秧なえが一本一本すずしくなびいて居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
溽暑蒸濁じよくしよじようだくなつそむきて、冷々然れい/\ぜんとしてひとすゞしくきたまひぬ。
芥川竜之介氏を弔ふ (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
ふゆあたゝかくてなつすゞしいので、住居じゆうきよにはまをぶんがないといふことです。
博物館 (旧字旧仮名) / 浜田青陵(著)
……もう、清いすずしいお方だと思いましたものを、……女ばかり居る処で、宿貸せなぞと、そんな事、……もう、私は気味が悪い。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
一、長閑のどかあたたかうららか日永ひながおぼろは春季と定め、短夜みじかよすずしあつしは夏季と定め
俳諧大要 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)
琵琶びわにも、今宵は底浪が立ち騒いでいて、松から松の間には茶屋の灯もなく、またりょうをいれる人影もない。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
自分はもう寝ているのに、戸外にはまだりょうを逐うて歩く人が絶えぬらしく、足音だの、話声だのが聞える。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
供舟ともぶねはまだ日のあたるすずみかな 花明
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
宗匠はそこですずみの会や虫の会を開いて町の茶人だちと、趣向を競った話や、京都で多勢の数寄者すきものの中で手前てまえを見せた時のことなどを、座興的に話して、世間のお茶人たちと、やや毛色を異にしていることを、道太にうなずかせた。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
で、すべらしたしろを、若旦那わかだんなむねにあてて、うですやうにして、すゞしじつる。
みつ柏 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
あでやかなかほ目前めさき歴々あり/\えて、ニツとわらすゞしの、うるんだつゆるばかり、らうする、となんにもない。
三尺角拾遺:(木精) (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)