“眼”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
38.3%
まなこ37.1%
10.8%
まな7.4%
がん4.7%
めめ0.4%
まみ0.2%
マナコ0.2%
べい0.1%
めえ0.1%
0.1%
ねむ0.1%
まながひ0.1%
まなく0.1%
まなぐ0.1%
まなざし0.1%
めんめ0.1%
マナグ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
浴槽ゆぶねの一たん後腦こうなうのせて一たん爪先つまさきかけて、ふわりとうかべてつぶる。
都の友へ、B生より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
「……さすらい旅路の、果はいずこ……幸の国は遠しと、ささやく……」と歌いおわった時、深井少年のには、不覚の涙さえ光って居りました。
焔の中に歌う (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
「どんなものか、一つ其の妖怪ばけものに逢ってみたいものじゃないかと」、権八は云いだした。平太郎も好奇ものずきらしいまなこを輝かした。
魔王物語 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
右のまなこは「いんへるの」の無間むげんの暗を見るとも云えど、左の眼は今もなお、「はらいそ」の光をうるわしと、常に天上を眺むるなり。
るしへる (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
上宮太子が御幼少の頃よりのあたり見られたことは、すべて同族の嫉視しっしや陰謀、血で血を洗うがごとき凄愴せいそうな戦いだったのである。
大和古寺風物誌 (新字新仮名) / 亀井勝一郎(著)
さり気なくほのめき輝かしているミゾオチのまん中に在る……ということをのあたり発見した私は、それこそ生れて初めての思いにとらわれて
一足お先に (新字新仮名) / 夢野久作(著)
西国立志編さいこくりっしへんだ」と答えて顔を上げ、僕を見たそのまなざしはまだ夢のめない人のようで、心はなお書籍の中にあるらしい。
非凡なる凡人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
急に声を落して、又四郎はあたりを見まわした。棒のごとく太い神経の男が、注意ぶかいまなざしですり寄って来たので、林助はすこし気味わるかった。
梅里先生行状記 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「へじゃないよ。新規まき直し、狂ったことのねえがんが狂ったから、出直さなくちゃならねえといってるんだ。まごまごしねえで、ついてきなよ」
で差出した手首は、ほころびた袖口をわずかにれたばかりであるが、肩の怒りよう、がんの配り、引手繰ひったくりそうに見えたので。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
そんな時、雪が硝子にしぼむよな、彼等のおめめ
象よ 象よ おめめ
蛍の灯台 (新字旧仮名) / 野口雨情(著)
さても微笑ほほゑむやさまみや。散りては更に寄せなる
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
陳じ終れる勇將のまみ鼻孔びこうを、いたはしき
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
フタツマナコシュトイテ。
縁結び (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
運命というものは、在るような、また、ないような、あまりあてにはならないものだ。つらつら悲劇のもとをもとむれば、チッポケなかびくさい系図にとらわれた氏族の罰さ。マナコを天下に転じて歴史の示すきびしい実相をみる目を忘れた罰なのだな。
と乃公は一歩進んで赤んべいをして呉れた。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
此間赤んべいなんかしなければよかった。
いたずら小僧日記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
「ほんまだつか。あちらでは三田さんを知つてゐやはりまつせ。あんたとこのめえの大きい、紺の洋服着て、大跨に歩いて行かはるお客さんでつしやろと、こないいふてはりましてん。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「あのめえがこわいのや。あて、あのやうにばたきせん眼を見た事無いわ。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
真荒男マスラヲが 朝廷ミカド思ひの忠実心マメゴヽロを血に染めて 焼刃ヤキバ見澄ます※
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
真荒男マスラヲ朝廷ミカド思ひの忠実マメ心 を血に染めて、焼刃ヤキバ見澄ます
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
床の中に這入ってから翌日の小説執筆、十一時、十二時に至りてねむるというような段取りであった。
子規居士と余 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
蛸壺の底ひに穿てる、其孔ゆ息もて吹けば、駭きて出づとふ蛸の、こゝにして桶の底ひに、もそろ/\蠢きてあれば、ほと/\に頭叩き、おもしろと我が打てば、うつろあたま堅くそばたち、忽ちに赤に醉ひたるは、蓋しくも憤るならし、まながひもくちもおもしろ
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
タキは人魂ひとだまみんたまなくこおかなく燃やし、独りして歌ったずおん。
雀こ (新字新仮名) / 太宰治(著)
おれあ、ほんとに腰骨折れっかと思った。まなぐさ、汗はえっし……」
駈落 (新字新仮名) / 佐左木俊郎(著)
何んな土産であらうか、森の土産が、妾のスタツキングに入るかしら? フロラは、愉しさうな不安のまなざしをしばたゝいて、
舌をば出した、めんめをつぶつて点々ぼちぼちも視た。
乞食ホエドして暮らすマナグデ來るデバ。
地方主義篇:(散文詩) (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)