“独自”のいろいろな読み方と例文
旧字:獨自
読み方割合
どくじ25.0%
ひとり25.0%
ひとりで25.0%
ユニイク25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
われわれの責任以外知る以外の独自どくじの立場を持っているおさなご、じつにわれわれの幼児おさなごに対する思いは複雑でなくてはなりません。
おさなご (新字新仮名) / 羽仁もと子(著)
八六かはらで独自ひとり浅茅あさぢが原に住みつることの不思議さよといふを、八七聞きしりたれば八八やがて戸を明くるに、いといたう黒くあかづきて、まみはおち入りたるやうに、八九げたる髪もにかかりて
うしてるうちに、お定は小学校も尋常科だけ卒へて、子守をしてる間に赤い袖口が好きになり、髪の油に汚れた手拭を独自ひとりでに洗つて冠る様になつた。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
この物語の中のおれ達はおれ達に許されるだけのささやかな生のたのしみを味わいながら、それだけで独自ユニイクにお互を幸福にさせ合えると信じていられた。
風立ちぬ (新字新仮名) / 堀辰雄(著)