独自ひとり)” の例文
旧字:獨自
八六かはらで独自ひとり浅茅あさぢが原に住みつることの不思議さよといふを、八七聞きしりたれば八八やがて戸を明くるに、いといたう黒くあかづきて、まみはおち入りたるやうに、八九げたる髪もにかかりて
彼の仕事はもう彼独自ひとりの生活となっていた。
土地 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)