“背”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そむ34.7%
17.3%
せな13.6%
せい9.3%
そびら7.9%
うしろ6.3%
せなか4.5%
うし1.5%
はい0.7%
0.4%
ウシロ0.4%
そが0.2%
たけ0.2%
みね0.2%
せお0.2%
そび0.2%
あと0.1%
0.1%
しょ0.1%
しり0.1%
せびら0.1%
せほ0.1%
せー0.1%
ぜい0.1%
そがひ0.1%
そむき0.1%
そむく0.1%
そむけ0.1%
そら0.1%
ぞびら0.1%
なせ0.1%
むね0.1%
0.1%
ソビラ0.1%
ソム0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その最初の歌が「二人してとばり深くたれこめて十六億の人にそむかむ」というのであるから、恐るべきティーン・エージャーであった。
一人の無名作家 (新字新仮名) / 中谷宇吉郎(著)
第二十八条 日本臣民ハ安寧秩序あんねいちつじょさまたケス及臣民タルノ義務ニそむカサルかぎりおいテ信教ノ自由ヲゆう
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
戸口どぐちの方の小さい木戸をあけて中にはいりながら、文六ちゃんは、じぶんの小さい影法師かげぼうしを見てふと、ある心配を感じました。
(新字新仮名) / 新美南吉(著)
いまうしけられたのをると、むごたらしくて我慢がまん出来できない! きざんだものではあるが
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
娘の体は再び花の中にうずもれたが、やや有ってあらわれた少年のせなには、すさまじい鈎形かぎがたに曲ったくちばしが触れた。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
打見たよりも山は高く、思うたよりも路は急に、靴の足は滑りがちで、約十五分を費やして上り果てた時は、ひたいせなあせばんで居た。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
ギンは一しょうけんめいに二人を見くらべましたが、二人とも顔もせいも着物もかざりも、そっくりおんなじで、ちっとも見わけがつきません。
湖水の女 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
せいじゅんなが行列ぎょうれつつくっているので、小さいのは前の方で聖像せいぞうに近く、大きいのはうしろに立っている。
身体検査 (新字新仮名) / フョードル・ソログープ(著)
平次は猿屋の揚子を井戸の柱に突っ立てると、仕度もそこ/\、朝飯のことばかり心配するお静の声をそびらに聴いて、一気に現場に駆けつけました。
慚愧ざんぎあせそびらながれて後悔かうくわいねんむねさしつゝ、魔神ましんにや見入みいれられけん
たま襻 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
婀娜あだに唇の端を上げると、ひそめた眉をかすめて落ちた、びんの毛を、じれったそうに、うしろへ投げて掻上かきあげつつ、
女客 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
谷の一つの浅い部分は耕されて旧士族地を取囲とりまいているが、その桑畠や竹薮たけやぶうしろにしたところに桜井先生の住居すまいがあった。
岩石の間 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
産婆が赤いせなかの丸々しい産児を、両手でつかねるようにして、次のの湯を張ってある盥の傍へ持って行ったのは、もう十時近くであった。
(新字新仮名) / 徳田秋声(著)
とん、と一つ、軽くせなかを叩かれて、吃驚びっくりして後を振返って見ると、旦那様はもうこらえかねて様子を見にいらしったのです。
旧主人 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
マアサは、靴下一つの殆んど裸体にされた上、靴紐でうしろ手に緊縛されたまま、外套を被って往来へ転げ出たところを、通行人に救われたのだった。
双面獣 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「何うしても俺には物語の中から抜け出て来た人物とより他には思へない——人形と云はうか、夢と云はうか——踊り子達のうしろからは甘美の後光が……」
夜の奇蹟 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
王曰く、居庸は険隘けんあいにして、北平の咽喉いんこう也、敵ここるは、れ我がはいつなり、急に取らざる可からずと。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
このへんことごとく裸山にして、往年白根噴火の名残なごりとして焼石のはいを表わしているのと枯木の幹が白くなって立っている。
私の画業は当然進まず、似もつかぬ画中の山から眼をむけて、筆を投ぜんとしたのも幾たびか。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
——女衒は上框あがりかまちに腰を下して片足を膝に組みながら、鋭く凡太に一瞥を呉れたが、すぐに目をらしてそ知らぬ顔をつくり、二階へ上つた女中に向いて「もう上つてもよいのか」と、ひどく冷い横柄な言葉を投げた。
黒谷村 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
山のウシロの河内の國安宿部郡アスカベゴホリの山田谷から移つて二百年、寂しい道場に過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
山のウシロの河内の國安宿部郡アスカベゴホリの山田谷から移つて二百年、寂しい道場に過ぎなかつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
揺れやすき母の寝息の耳につきてそがひには向けどかなし我が母よ (拾遺)
文庫版『雀の卵』覚書 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
うちそがひ妻を憎めば火と燃えてゑまひひたせまる大き眼おもほゆ
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
と、たけ高い、頭髪かみのけをモヂヤ/\さした、眼鏡をかけた一人の青年が、反対の方から橋の上に現れた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
あのねやたけ比べ——恥ずかしがりやの私には、これまで貴方のお身体を、しみじみ記憶に残す機会がございませんでした。お互いに、いらぬ潔癖さがつきまとっていて、私達はまったく不鍛練でございましたわね。
白蟻 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
アッと拾いかかるところを、新九郎はここぞ狙いどころと、その背へズーンと斬りつけたが、敵のからだに刀が当ると、みねが返って肉は切れなかった。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春日重蔵は木剣のみねからずッと自斎の構えを見て数十度の試合にもかつて体験のない驚異にたれた。
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼はそこで牛の番をしながら日を暮して、夕方になると薪をせおつて、牛を追つて山から下りて來る。
南方 (旧字旧仮名) / 田畑修一郎(著)
登山袋をせおつたりして妻も一処に打ちはしやぎながら村境ひの橋を渡つて来る……おや/\、俺の知らぬ間に彼等は旅行でも試みたのかな? と僕がちよいと眼を視張ると、次に、パツと質屋の門口が現れたり、妻の妹のR子が酒罎をぶらさげて橋を渡つて来るところへ、Y・Kが現れて
サンニー・サイド・ハウス (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
「でも、その刑罰を軽くしてさしあげる力は、あたしにはありませんもの。」さう言つて、カテリーナはそびらを返した。
そう思うと、殺気が、サーッとわれとわがそびらに流れて来て、ブルブルと手足がわななくのだ。
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
雨上りの泥道をひたすら急ぐ藤吉のあとから、勘次と彦兵衛の二人が注進役の小僧を中に小走りにいて行った。
れば、馬琴の八房は玉梓の後身たること、仏説につて因果の理を示すものなること明瞭なり、しかして、この八房をして伏姫をひ去るに至らしめたる原因は何ぞと問ふに、事成る時は、伏姫の婿むこにせんと言ひたる義実の一言なり。
風呂敷包をはすしょい、脚絆草鞋穿きゃはんわらじばきステッキづくりの洋傘こうもりをついて、鐘楼の下に出づ。
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
あいだに張り出た立ち樹の枝にれて、くだかれた木肌や葉が、露を乱してバラバラッ! と散り飛ぶのをいちはやくそれと感知して、泰軒、身を低めてしりえに退いたから源十郎はすんでのことでわれと吾が足を愛刀の鋩子さきにかけるところだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
これが、あのはなやかに、あでやかに見える、左褄ひだりづまをとるひとせびらに負う影かと——
「こいつは、何とかいふ古刀で、柄の処々に金などが巻いてあるから相当なものだらうと思つて持ち出して来たよ。竹下の箱は白磁の観音の像だ。落すと割れてしまふから——」と、後の竹下を振り返つたのを滝本が見ると、彼は長さ三尺ばかりの大きさの箱を縦に、子供をせほふたやうに十文字に細紐で背中にくゝりつけてゐた。
南風譜 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
そのほかに話相手のないつまらなさに、千世子に会いたい気持なんかを字につり合った口調で書いてあった、色の黒いせーの高くて髪の綺麗ではっきりした口のけない友達の様子をなんか思い出したりした。
千世子(二) (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そのまゝ南蛮寺を後にして、諏訪神社の石の鳥居にもそがひを向け、足に任せて早岐の方を志す。
白くれない (新字新仮名) / 夢野久作(著)
夫の親類にそしられにくまるれば舅姑の心にそむきて我身の為にはよろしからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
若し嫜のおおせあらばつつしみおこなひてそむくべからず。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
坂口とビアトレスはフト目を見合せたが、二人は窓の外に眼をそらしてしまった。
P丘の殺人事件 (新字新仮名) / 松本泰(著)
泉屋の隠居二人を殺した大事件を、——しかも、半刻経たないうちに知れるはずのことを、平次は教えようともせずにぞびらを見せます。
いきなりうしろからおなせを推して、お手を引張ひっぱってというわけにもゆかないのでね、まあ、御挨拶ごあいさつ半分に、お邸はアノ通り、御身分は申すまでもございません。
清心庵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
基康 (刀を抜きむねにて俊寛の手を打つ。俊寛、手を放す)急いでげ。
俊寛 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
白くほのかに、凡、人のたけほど、移つて行く煙——二間ほど隔てゝ動いて行く影——。
死者の書 続編(草稿) (旧字旧仮名) / 折口信夫(著)
もつと溯つて「額に矢は立つともソビラに矢は負はじ」と御褒めにあづかつた、奈良朝の吾妻の国の生蛮を多く含む東人の全精神を士道そのものとし、更に古く「みつ/\し久米の子ら」と其獰猛を謡はれた久米部の軍人などの内界からも、物のあはれ知る心を探り出させるのである。
叙景詩の発生 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
モシ臣死スルノ日ハ、内ニ余帛ヨハクアリ、外ニ贏財エイザイアラシメテ、以テ、陛下ニソムカザル也。
三国志:12 篇外余録 (新字新仮名) / 吉川英治(著)