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背
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そ
ふりがな文庫
“
背
(
そ
)” の例文
私の画業は当然進まず、似もつかぬ画中の山から眼を
背
(
そ
)
むけて、筆を投ぜんとしたのも幾たびか。だが、また気を取り直し、明日を期しては、悩む頭を旅枕に。
ある偃松の独白
(新字新仮名)
/
中村清太郎
(著)
女衒は
上框
(
あがりかまち
)
に腰を下して片足を膝に組みながら、鋭く凡太に一瞥を呉れたが、すぐに目を
背
(
そ
)
らしてそ知らぬ顔をつくり、二階へ上つた女中に向いて「もう上つてもよいのか」と
黒谷村
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
奉行は息を吐いて
背
(
そ
)
り返り、静かに四辺を見廻はした。
青銅の基督:――一名南蛮鋳物師の死
(新字旧仮名)
/
長与善郎
(著)
“背”の意味
《名詞》
背(せ、せい)
背中。胴の後ろ側のうち、腰より頭に近(ちか)い部分。胸と腹の反対側。
ものを人や動物(の胴)に見立ときの背中に当たる部分。刃の切(き)れない方の縁。
服や道具の中で、人の背中に接する部分。
身長。
(出典:Wiktionary)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
“背”を含む語句
背負
背後
背丈
背嚢
背高
背向
背景
山背
背中
引背負
背反
背延
背屈
背負梯子
違背
背恰好
中背
背負上
背伸
刀背
...