“背向”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そむ44.9%
うしろむき18.4%
うしろむ14.3%
そがい12.2%
そがひ8.2%
せむき2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
違うたもんじゃ違うたもんじゃとギヤマン茶碗や、延寿の刀や、姉妹の妾を見せびらかして吹聴致しているので皆、顔を背向そむけている。
名君忠之 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
夫人この時は、後毛おくれげのはらはらとかかった、江戸紫の襟に映る、雪のようなうなじ此方こなたに、背向うしろむき火桶ひおけ凭掛よりかかっていたが、かろく振向き
伊勢之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
背向うしろむきの石地蔵いしじぞうが、看護婦の冠る様な白い帽子をせられ、両肩りょうかたには白い雪のエパウレットをかついで澄まして立ってござるのだ。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
面をおおうあり、背向そがいになるあり、あるいはこうべるるあり、予のごとき、われを忘れて、ほとんど心臓まで寒くなりぬ。
外科室 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また、「背向そがひ宿しく」は、男女云い争った後の行為のように取れて一層哀れも深いし、女らしいところがあっていい。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
百合 (きまりわるげに、つと背向せむきになる。)
夜叉ヶ池 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)