木下尚江
1869.10.12 〜 1937.11.05
著者としての作品一覧
幸徳秋水と僕:――反逆児の悩みを語る――(新字旧仮名)
読書目安時間:約15分
君よ。明治三十四年、僕が始めて社会党の創立に関係した時、安部磯雄、片山潜の二君は、年齢においても学識においても、長者として尊敬して居たが、親密な友情を有つて居たのは、幸徳秋水であつ …
読書目安時間:約15分
君よ。明治三十四年、僕が始めて社会党の創立に関係した時、安部磯雄、片山潜の二君は、年齢においても学識においても、長者として尊敬して居たが、親密な友情を有つて居たのは、幸徳秋水であつ …
鉱毒飛沫(新字旧仮名)
読書目安時間:約11分
兇徒嘯聚の疑獄起る 二月十三日、利根の河畔に於ける足尾鉱毒被害民と憲兵警官との衝突を報道せんことは、余が此の旅行の主たる目的には非ざりしなり。図らざりき余が重きを置かざりし此の出来 …
読書目安時間:約11分
兇徒嘯聚の疑獄起る 二月十三日、利根の河畔に於ける足尾鉱毒被害民と憲兵警官との衝突を報道せんことは、余が此の旅行の主たる目的には非ざりしなり。図らざりき余が重きを置かざりし此の出来 …
佐野だより(旧字旧仮名)
読書目安時間:約3分
(二月十五日夜發) 昨夕俄かに「足尾鑛毒問題」解釋の重任を負ひぬ、工業國たるべき日本に於て斯かる疑問の何時までも氷解せざるを見て、余はかねてより我が國運の障碍と思ひければ、敢へて之 …
読書目安時間:約3分
(二月十五日夜發) 昨夕俄かに「足尾鑛毒問題」解釋の重任を負ひぬ、工業國たるべき日本に於て斯かる疑問の何時までも氷解せざるを見て、余はかねてより我が國運の障碍と思ひければ、敢へて之 …
自由の使徒・島田三郎(新字旧仮名)
読書目安時間:約36分
幸福なる思ひ出 若き友よ。 僕が島田三郎先生を語るとなれば、直ぐに一つの場面が目に浮ぶ。 大正十二年、この年は正月早々から先生は身心の疲労で、議会へも出なされず一切来客を謝絶して、 …
読書目安時間:約36分
幸福なる思ひ出 若き友よ。 僕が島田三郎先生を語るとなれば、直ぐに一つの場面が目に浮ぶ。 大正十二年、この年は正月早々から先生は身心の疲労で、議会へも出なされず一切来客を謝絶して、 …
政治の破産者・田中正造(新字旧仮名)
読書目安時間:約41分
若き人々に語る 若き友よ。 「田中正造」——今日突然にこんな名を呼んでも、君には何事かわからない。すこし古い人ならばわかる筈だ。彼等は「鉱毒の田中」「直訴の田中」かうした記憶を朧ろ …
読書目安時間:約41分
若き人々に語る 若き友よ。 「田中正造」——今日突然にこんな名を呼んでも、君には何事かわからない。すこし古い人ならばわかる筈だ。彼等は「鉱毒の田中」「直訴の田中」かうした記憶を朧ろ …
雪中の日光より(旧字旧仮名)
読書目安時間:約1分
十八日發樹蔭生 十六日夜は渡良瀬河畔に父老と語り明かしつ、明けの日も爲めにいたく時をうつしぬ、堤上の茂竹枯れて春は來ぬれど鶯も鳴かずなど訴ふるを聽て 鶯も鳴かずなりぬる里人は なに …
読書目安時間:約1分
十八日發樹蔭生 十六日夜は渡良瀬河畔に父老と語り明かしつ、明けの日も爲めにいたく時をうつしぬ、堤上の茂竹枯れて春は來ぬれど鶯も鳴かずなど訴ふるを聽て 鶯も鳴かずなりぬる里人は なに …
大野人(新字旧仮名)
読書目安時間:約16分
昨年の秋『日蓮論』の附録にする積りで書きながら、遂に載せずに今日に及べるもの日蓮を書いて居ると、長髪白髯の田中正造翁が何処からともなく目の前に現はれる。予は折々、日蓮を書いて居るの …
読書目安時間:約16分
昨年の秋『日蓮論』の附録にする積りで書きながら、遂に載せずに今日に及べるもの日蓮を書いて居ると、長髪白髯の田中正造翁が何処からともなく目の前に現はれる。予は折々、日蓮を書いて居るの …
鉄窓の歌(新字旧仮名)
読書目安時間:約10分
君よ。 これは人に見せる品物では無いが、先年始めて、普通選挙法が議会を通過した時、君は信州に居て、普通選挙運動の発端を、調査した縁故があるので、御一笑に供する。 明治三十年、僕が中 …
読書目安時間:約10分
君よ。 これは人に見せる品物では無いが、先年始めて、普通選挙法が議会を通過した時、君は信州に居て、普通選挙運動の発端を、調査した縁故があるので、御一笑に供する。 明治三十年、僕が中 …
火の柱(新字旧仮名)
読書目安時間:約3時間47分
是れより先き、平民社の諸友切りに「火の柱」の出版を慫慂せらる、而して余は之に従ふこと能はざりし也、 三月の下旬、余が記名して毎日新聞に掲げたる「軍国時代の言論」の一篇、端なくも検事 …
読書目安時間:約3時間47分
是れより先き、平民社の諸友切りに「火の柱」の出版を慫慂せらる、而して余は之に従ふこと能はざりし也、 三月の下旬、余が記名して毎日新聞に掲げたる「軍国時代の言論」の一篇、端なくも検事 …
臨終の田中正造(新字旧仮名)
読書目安時間:約44分
直訴の日 君よ。 僕が聴いて欲しいのは、直訴後の田中正造翁だ。直訴後の翁を語らうとすれば、直訴当日の記憶が、さながらに目に浮ぶ。 明治三十四年十二月十日。この日、僕が毎日新聞の編輯 …
読書目安時間:約44分
直訴の日 君よ。 僕が聴いて欲しいのは、直訴後の田中正造翁だ。直訴後の翁を語らうとすれば、直訴当日の記憶が、さながらに目に浮ぶ。 明治三十四年十二月十日。この日、僕が毎日新聞の編輯 …
“木下尚江”について
木下 尚江(きのした なおえ、1869年10月12日(明治2年9月8日)- 1937年(昭和12年)11月5日)は、日本の社会運動家、作家。尚江は本名。
(出典:Wikipedia)
(出典:Wikipedia)
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