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背向
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そがひ
ふりがな文庫
“
背向
(
そがひ
)” の例文
また、「
背向
(
そがひ
)
に
宿
(
ね
)
しく」は、男女云い争った後の行為のように取れて一層哀れも深いし、女らしいところがあっていい。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
背向
(
そがひ
)
に臥して
懶
(
しどけな
)
く
花守
(旧字旧仮名)
/
横瀬夜雨
(著)
朝日さし
背向
(
そがひ
)
に見ゆる 神ながら 御名に負はせる 天そそり 高き立山 冬夏と 分くこともなく 白妙に 雪は降り置きて 古ゆ 在り来にければ
凝
(
こゞ
)
しかも 巌の神さび たまきはる 幾代経にけむ 立ちてゐて 見れども奇し 峰高み 谷を
二、三の山名について
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
然るに、巻十四、
東歌
(
あずまうた
)
の挽歌の個処に、「
愛
(
かな
)
し妹を
何処
(
いづち
)
行かめと
山菅
(
やますげ
)
の
背向
(
そがひ
)
に
宿
(
ね
)
しく今し悔しも」(三五七七)というのがあり、二つ共似ているが、巻七の方が優っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
吾背子
(
わがせこ
)
を
何処
(
いづく
)
行
(
ゆ
)
かめとさき
竹
(
たけ
)
の
背向
(
そがひ
)
に
宿
(
ね
)
しく今し
悔
(
くや
)
しも 〔巻七・一四一二〕 作者不詳
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
▼ もっと見る
セミョノフの
砲艦
(
はうかん
)
ひとつ
泊
(
は
)
てゐるを
背向
(
そがひ
)
にしつつ我は
急
(
いそ
)
げり
つゆじも
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
向
常用漢字
小3
部首:⼝
6画
“背”で始まる語句
背後
背
背負
背中
背丈
背戸
背嚢
背景
背馳
背広