“急”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
41.7%
きゅう21.2%
いそ19.8%
きふ4.5%
あせ2.5%
いそが1.8%
せわ1.8%
せは0.8%
いそぎ0.7%
はや0.6%
せか0.5%
せき0.5%
きう0.4%
きゆう0.3%
たちま0.3%
にはか0.3%
たちまち0.2%
には0.2%
0.1%
いきおい0.1%
いそい0.1%
いぞ0.1%
いら0.1%
えそ0.1%
かせ0.1%
けふ0.1%
0.1%
すみや0.1%
すむや0.1%
とく0.1%
とみ0.1%
にわか0.1%
キフ0.1%
キュウ0.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「まだ、この殺人事件は、終りをつげていませんよ。どうやら今度は、あなたの番ですね。ああ、しかし」と技師は顔をあげて、わしく云いだした。
坑鬼 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
私は妙に心もき立って一分一秒も長く、薄れ行く日の光を見たいと思って、その頃は庭のみならず折々は門を出で家の近くをも散歩に出掛けました。
監獄署の裏 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「おい、卑怯ひきょうだよ!」と、しんちゃんが、かおにすると、せいちゃんは、きゅうしました。
仲よしがけんかした話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
わたしは、その百姓のたがやしているのがきゅう山畑やまはたで、馬がすきをひいて歩くのにはつらい場所だということを知っていました。
そのうちにあきもふけて、ふゆになりました。さむくなるとおとこは、はやみなみくにへゆくことをいそぎました。
宝石商 (新字新仮名) / 小川未明(著)
たゞこのころやうふさいでたら身體からだためるまいとおもはれる、これはいそがぬこととして
われから (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
貴方あなたあのこと叔父をぢさんにおつしやつて」といた。宗助そうすけはそれできふおもしたやうに、
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
此時このとき車中しやちうのこしていた猛犬稻妻まうけんいなづまきふ吼立ほえたてるので、かしらめぐらすと
近来一部の政治家と新聞記者とは各自党派の勢力を張らんがために、これらの裏長屋にまで人権問題の福音ふくいんいようとあせり立っている。
時に……あせったせいか、私の方が真先まっさきに二度すべった、ドンと手を突いてね、はっと起上る、と一のめりに見事にった。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
船丁ボーイはしつてて、いそがはしく荷物にもつはこぶやら、接待員せつたいゐんうや/\しくぼうだつして
と答へたが、其顔に言ふ許りなき感謝のこころたたへて、『一寸。』と智恵子に会釈して立つ。いそがしく涙を拭つて、隔ての障子を開けた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
両側の窓から呼ぶ声は一歩一歩せわしくなって、「旦那、ここまで入らっしゃい。」というもあり、「おぶだけあがってよ。」というのもある。
寺じまの記 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さうして、くちにすることが、内容の如何に関はらず、如何にもせわしなく、且つせつなさうに、代助のみゝひゞいた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
平次はせはしく袷を引つかけると、部屋の外へ飛出しました。左手には有明の行燈を提げて、曲者の通つたらしい道を、めるやうに進んで行きます。
板敷の広き一室、瓦斯ガスの火せはに燃ゆる下に寄りつどふたる配達夫の十四五名、若きあり、中年あり、稍々やゝ老境に近づきたるあり
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)
○さて此娘、 尊用なりとていそぎのちゞみをおりかけしに、をりふし月水ぐわつすゐになりて 御機屋はたやに入る事ならず。
なやまされ、かつはいそぎむちうたれつゝ、我わが導者に從ひてさゝはり多き道を歩み、正しき刑罰を憐みゐたるに 四—六
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
まして夏の日の峯とそばだち秋の夕の鱗とつらなり、あるは蝶と飛びゐのこと奔りて緩くもはやくも空行くが、おのれから為す業ならばこそ、皆風のさすことなるを何取り出でゝ憎むに足るべき
二日物語 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
世にある人の利に趨り害を避くるはやしといへども、かくいふをききて 一〇九—一一一
神曲:01 地獄 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
あたかも若き競技者が方人かたうど調練者ならしてぐんせかれてか楕圓砂場だゑんさぢやうをさして行く時、
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
訳を知らぬ花次が気の附くはずはなく、ほんとにおかしいんですよとほとんど火を附けるような前句まえくに、貞之進はます/\気がせかれたがそれを隠そうがために、今日は居ないねと云えば、そうですか明るい内は儂と一所でしたが
油地獄 (新字新仮名) / 斎藤緑雨(著)
「まあ姐さん、せきなさんな。着ける所は眼の先だ。がその前にご相談、厭でもいて貰わなけりゃあならねえ」こういったのは先棒であった。
銅銭会事変 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
彼はもうせき込んで、水木の顔を覗込んだ。だが水木は、如何にもかんがえ深そうに、
魔像 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
彼方あつちほうつて——」とすこ逡巡ためらつてゐた三千代は、きうかほあからめた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
角度かくどきうまがつて、はしときおもはれよ。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
けれども往復震動おうふくしんどうきゆう緩慢かんまんとなつたゝめ、地動ちどうつよさは次第しだいおとろへてしまつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
下側したがは地面じめん氷結ひようけつした部分ぶぶんきゆうけるのでもつて、きゆうすべちるもので
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
三田が冗談に云つた言葉がきつかけになつて、おつぎがおみつの事を話すと、野呂はたちまち乘氣になり、是非ともその娘に頼んでくれといふのだつたさうだ。
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
たちまち争闘が始まりました。たちまち人殺しが行われました。が併し直接その娘に乱暴をする者はありませんでした。それほど娘は神々しく敬虔であったのでございます。
ことに八重の淡紅うすくれなゐに咲けるが、晴れたる日、砂立つるほどの風のにはかに吹き出でたるに、雨霰と夕陽ゆふひさす中を散りたるなど、あはれ深し。
花のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
こは片歌二二なり。この時御病いとにはかになりぬ。ここに御歌よみしたまひしく、
毎年の事ながら不意の大雪にて廿七日より廿九日まで駅中えきちう家毎の雪ぼりにて混雑こんざついたし、簷外えんぐわいたちまち玉山をきづき戸外へもいでがたくこまり申候。
毎年の事ながら不意の大雪にて廿七日より廿九日まで駅中えきちう家毎の雪ぼりにて混雑こんざついたし、簷外えんぐわいたちまち玉山をきづき戸外へもいでがたくこまり申候。
餘程起き出でて彼を呼ばうかとも思つたが、彼の姿を見てゐては何とも言へぬ一種の壓迫を感じてにはかに聲をも出しがたい。
古い村 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)
こゝおいてか、君、にはかにわが前に現はれ給ふ。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
ここにその産殿うぶや、いまだ葺き合へねば、御腹のきにへざりければ、産殿に入りましき。
ここに大穴牟遲の神、その菟に教へてのりたまはく、「今くこの水門みなとに往きて、水もちて汝が身を洗ひて、すなはちその水門のかまはなを取りて、敷き散して、その上にまろびなば、汝が身本のはだのごと、かならずえなむ」とのりたまひき。
この少女達が、いきおいよく自分の背丈せい位もある縄を飛んで、トンと下りると、その瞬間、簡単服アッパッパのスカートは、風を受けて乱れ、そこから覗くのは、ふっくりとした白い腿だった——。
夢鬼 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
御可哀想に早く御全快おさせもふしたい、そして又御本宅の御取込とは御噂の有た奧樣の御妹子が御方附になるの、彼宅あちらは御目出度事さぞ此宅の旦那樣もどんなにか御うらやましいだろふねとの同情、ほむに御隱居樣も御出掛遊ばすのであつた、いそいで御頼申升よ御藥取に𢌞らねばとかけ行に
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
それから、まるで戦場のようにいぞがしくてにぎやかな食事が、いつものように始まった。
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
隨分ずいぶんえそえだつもりだつけがこんなにおそくなつちやつて、なんちつてもみじかくなつたかんな、さうつても怪我人けがにんちやるもんだな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
かせえて、それ、衣物きもの」と勘次かんじたゞおろ/\して與吉よきちしかりつけた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
天滿與力てんまよりきはそれからけふ木綿もめんものの衣類いるゐ仕立したてさせるやら、大小だいせうこしらへをへるやら
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
「きょうもぐには入らっしゃらなかったことから考えても、そう思われますもの。」
みずうみ (新字新仮名) / 室生犀星(著)
以上をもって私はこの物語の上編を終え、これより中編に入る。冬近うして虫声すみやかなるゆうべなり。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
ここに天皇、その后の、懷姙みませるに忍へず、また愛重めぐみたまへることも、三年になりにければ、その軍を𢌞かへしてすむやけくも攻めたまはざりき。
とらの日のあした鍛冶かじとく起きて 翁
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「もしとみの事あらば、このふくろの口を解きたまへ」と詔りたまひき。
三十九町目あたりに到れば、山にわかに開けて眼の下に今朝より歩み来しあたりを望む。
知々夫紀行 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
ンゾハナハダシクキフナル
私本太平記:10 風花帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
キュウキタクナクナッタ。
創生記 (新字新仮名) / 太宰治(著)