“猛然”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まうぜん50.0%
もうぜん44.4%
もうねん5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
古木こぼくやうみにくうでのばして、鐵車てつしやおり引握ひきつかみ、力任ちからまかせにくるま引倒ひきたほさんとするのである。猛犬稻妻まうけんいなづま猛然まうぜんとしてそのいた。
「いけない」と文子は猛然もうぜんと思い返した、母に禁ぜられたものを食べること、他人のご馳走ちそうになること、これはつつしまねばならぬ。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
朽木のおのづかくづれ行くらんやうにも打萎うちしをれて見えし老女は、猛然もうねんとして振仰ぎ、血声をしぼりて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)