“引倒”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひきたふ50.0%
ひきたう16.7%
ひきたお16.7%
ひきたほ16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かつると、躍上をどりあがつて、黒髮くろかみ引掴ひツつかむと、ゆきなすはだどろうへ引倒ひきたふして、ずる/\とうち引込ひきこむ。
一席話 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
その時大阪では焼ける家の柱につなを付けて家を引倒ひきたうすと云うことがあるその網を引張ひっぱってれと云う。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
と云いながら突然いきなりお浪のたぶさを取って引倒ひきたおし、拳骨げんこつを固めて二ツちましたが、七人力ある拳骨ですから二七十四人に打たれるようなもので、痛いのんのと申して、悪婆あくばのお浪も驚きました。
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
古木こぼくやうみにくうでのばして、鐵車てつしやおり引握ひきつかみ、力任ちからまかせにくるま引倒ひきたほさんとするのである。猛犬稻妻まうけんいなづま猛然まうぜんとしてそのいた。